集英社、9媒体でクッキーレスの広告サービス導入–ユーザーの感性をAIが推測
今回は「集英社、9媒体でクッキーレスの広告サービス導入–ユーザーの感性をAIが推測」についてご紹介します。
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集英社は2022年6月、ソケッツのクッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig’s」を導入した。集英社が7月12日に発表した。
Trig’sは、クッキーを利用することなく、ユーザーの感性や感情を人工知能(AI)で推測し、関連情報や関連広告を表示する。近年、クッキーに依存することなくユーザーに適したコンテンツを提供することが求められる中、集英社はそれを可能にするサービスを検討していたという。
Trig’sは、ユーザーが触れているコンテンツに含まれる感性や感情を解釈し、その情報を基にコンテンツや広告を表示してユーザー体験を高めることができるとしている。また、感性や感情でターゲットを絞り込むことにより、ユーザーにおけるセレンディピティー(思いがけない幸運な出会い)の発生も期待されるという。
集英社は2022年3月からソケッツと共同で、自社のメディアにおいてオープントライアルを実施し、ファッション、化粧品、食品などを扱う10社が参加した。その結果、各種指標や顧客推奨度(NPS)などに関する定性調査において高評価を得た。
同社は「ユーザーの興味関心を喚起し、態度変容を促す」というメディアが担う役割において、この感性ターゲティングは効果的であると判断し、9つのウェブメディアで正式に導入した。導入媒体は、「non-no web」「MORE」「@BAILA」「LEE web」「Marisol」「Web éclat」「SPUR.JP」「MAQUIA ONLINE」「HAPPY PLUS」。
今後は、より多くの媒体に導入することで、メディアを横断した取り組みなど、ユーザーを起点としたマーケティングを一層強化する予定だという。