オープンハウスとAlgoage、「AI営業」の開発目指す–大規模言語AIを活用した実証実験を開始
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オープンハウスグループ(オープンハウス)とAlgoageは共同で、人工知能(AI)を活用したチャットボット「オンラインAI営業スタッフ」の実証実験を開始した。オープンハウスが7月29日に発表した。
この実証実験では、オープンハウスに勤める営業スタッフの業務効率化に向けて、大規模言語AIを活用した「AI営業」の開発を目指す。
住まいや暮らしに関連するサービスを展開するオープンハウスは、多くの営業スタッフが活躍しており、その営業をサポートするため、内製によるシステムの開発やデータ活用などによるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、AIの活用を積極的に進めている。
一方で、自然言語処理を用いた営業活動のDX推進を内製で実現するには技術的な課題があったという。そこで、日本語における大規模言語AIを独自に開発・保有しているAlgoageとの連携が決まった。
今回の実証では、大規模言語AIを活用し、オンライン上で顧客とやりとりするチャットボット「AI営業スタッフ」をテスト運用する。顧客が本物の営業スタッフとウェブサイトやメッセージングアプリでやりとりしているかのように、不動産購入の知識を習得したり、物件提案を受けたり、最終的にはオンライン上で物件の購入を可能にすることを目指すという。
今回開発するAI営業スタッフは、あらかじめ定義されたルールベースのシナリオでの会話をする従来のチャットボットとは異なり、自然言語を機械学習し、実際の営業スタッフとチャットをしているかのようなやりとりを目指す。また、顧客に合わせて必要な情報を自動でパーソナライズするため、質問に答えるだけで、あたかも営業スタッフと相談をしながら物件提案を受けるような新しい顧客体験を実現するという。
AI営業スタッフの開発を皮切りに、将来的には仕入れなどの各バリューチェーンで、それぞれに適したAIを活用したツールを開発。蓄積したデータを統合し、独自業務支援ツール「AI不動産パッケージ」を構築することで、営業スタッフ業務だけでなく、各部署の業務を効率化するという。