[速報]オラクル、Azureからも分散インメモリDBのMySQL HeatWaveを利用可能に。「MySQL HeatWave on Azure」発表。Oracle CloudWorld 2022

今回は「[速報]オラクル、Azureからも分散インメモリDBのMySQL HeatWaveを利用可能に。「MySQL HeatWave on Azure」発表。Oracle CloudWorld 2022」についてご紹介します。

関連ワード (寄贈、性能向上、稼働等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


オラクルは米ラスベガスで開催中のイベント「Oracle CloudWorld 2022」において「MySQL HeatWave on Azure」を発表しました。

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MySQL HeatWaveはMySQLに搭載されているInnoDBに加えて分散インメモリデータベースエンジンを搭載。OLTP処理はInnoDBで実行し、OLAP処理は分散インメモリデータベースエンジンで実行することにより、MySQLそのままで統合的にOLTP、OLAP、機械学習処理などを高速に実行するマネージドサービスです。

もともとOracle Cloud Infrastructure上でのみ提供されていましたが、オラクルは先月(2022年9月)、AWS上で稼働する「MySQL HeatWave on AWS」の提供を発表しました。

参考:AWS上で分散インメモリDB「MySQL HeatWave」、オラクルが提供開始。Amazon AuroraとRedshiftの競合に

「MySQL HeatWave on AWS」は、AWSのクラウドインフラ上にオラクルがMySQL HeatWaveを展開し、マネージドサービスとして提供します。

一方、今回発表された「MySQL HeatWave on Azure」は、オラクルとマイクロソフトのクラウド分野における戦略的提携によってMicrosoft AzureとOracle Cloud Infrastructureを接続する高速回線が用いられます。高速回線のスペックは、40Gbps、2ミリ秒以下のレイテンシとされており、2020年5月にはMicrosoft Azure東日本リージョンとOracle Cloud東京リージョンの相互接続も実現しています。

この高速回線を通じてMicrosoft AzureからOracle Cloud Infrastructure上のMySQL HeatWaveを容易に使えるようにしたわけです。

オラクルとマイクロソフトは、すでに同様の取り組みとしてMicrosoft AzureからOracle Cloud Infrastructure上のOracle Databaseの利用を容易にした「Oracle Database Service for Microsoft Azure」を今年(2022年)7月に発表済みです。

参考:マイクロソフトとオラクル、「Oracle Database Service for Microsoft Azure」発表。AzureからOracle Cloudのデータベースをプロビジョニング可能に

「Oracle Database Service for Microsoft Azure」ではMicrosoft AzureのコンソールからOracle Cloud上のOracle Databaseのプロビジョニング、デプロイ、バックアップ、メトリクスの取得などを可能にするなど、より統合度を高めているため、MySQL HeatWave on Azureでも同様の施策が期待されます。

MySQL HeatWaveは今回の発表によってAWS、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructureと3つのクラウドからの利用が可能になりました。

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