NVIDIA、米国輸出規制に適合する中国向け半導体を提供開始
今回は「NVIDIA、米国輸出規制に適合する中国向け半導体を提供開始」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
カリフォルニア州サンタクララを拠点とするチップメーカーのNVIDIAが、中国向けに新しい半導体の提供を開始した。中国によるAI技術へのアクセスを制限することを目的に米国が導入した、新しい輸出管理規制に適合するという。
第3四半期に生産が開始されたこの新しい半導体「A800」は、「A100」の代替品であると、同社は米国時間11月7日に述べた。「A800は、米政府の輸出規制のための適合基準を満たし、その基準を上回るようにプログラムすることはできない」
人工知能(AI)や半導体など、高性能コンピューティングを可能にする技術への中国企業のアクセスをめぐって、中国と米国の間の緊張は高まっており、ハイテク企業は、その影響を受けている。
NVIDIAは8月、A100と近く発売予定の「H100」という、AI向けGPU2種の中国に対する販売を制限するよう米政府に命じられたことを、明らかにした。A100とH100は、AI開発者が研究を加速し、より高度なAIモデルを構築できるようにするもの。この命令は、「対象製品が中国やロシアの『軍事関連の最終用途』や『軍事関連の最終使用者』に利用または転用されるリスクに対処」することを目的としている。
同社は当時、第3四半期に中国向けの販売で約4億ドル(約580億円)の売上高を見込んでいたが、その売上高に影響が生じる可能性があると予告していた。
今回の新しい半導体については、Reutersがいち早く報じていた。