「Linux」でウェブサイトをアプリとして実行するには–「Webapp Manager」を使用
今回は「「Linux」でウェブサイトをアプリとして実行するには–「Webapp Manager」を使用」についてご紹介します。
関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
私たちの作業のほとんどは、ウェブブラウザー内で実行される。しかし、だからといって、使用するそれぞれのページを個別のタブとして実行することが最善の方法であるわけではない。筆者のように、タブの数が非常に多くなってしまう人もいるはずだ。堅実なタブ管理機能(例えば、最高のタブマネージャーである「Opera」の「ワークスペース」)を備えたブラウザーを使用していない人は、すぐにそれらのタブに圧倒されてしまうかもしれない。
そうした問題があるため、筆者は特定のウェブサイトをウェブアプリとして開くようにしている。これは、どういう意味なのだろうか。簡単に説明すると、対象のサイトをデスクトップメニューから直接起動して、独自のウィンドウで使用できるようにする、ということだ(タブやメニューといったウェブブラウザーの要素は全く表示されない)。
これは、「Chrome」ブラウザーを使用している人にとっては、おなじみの手法かもしれない。同ブラウザーでは、「Menu」(Google Chromeの設定)>「More Tools」(その他のツール)>「Create shortcut」(ショートカットを作成)と進んで、サイトのショートカットを作成し、それを独自のウィンドウとして開くことができるからだ。「Firefox」など、ほかのブラウザーには、このような機能は搭載されていない。
そのため、どんなブラウザーを使っていても、あらゆるサイトをウェブアプリに変換することができるサードパーティーのソフトウェアが必要になる。「Linux」では、そのアプリは「Webapp Manager」と呼ばれる。このアプリケーションは、「Linux Mint」にインストールされている多くのアプリケーションの1つだが、「Ubuntu」ベースのディストリビューションに追加することも可能だ。
本記事では、Webapp Managerをインストールして、簡単にサイトをウェブアプリに変換する手順を紹介する。
必要なのは、UbuntuベースのLinuxディストリビューションの実行中のインスタンスとsudo権限を持つユーザーだけだ。それ以外のものは不要だ。それでは、デスクトップにサイトのショートカットを作成してみよう。
ウェブブラウザーを開いて、Webapp Managerのダウンロードページにアクセスし、最新リリース(本稿執筆時点では、1.2.5)のdeb版をダウンロードする。
ターミナルウィンドウを開いて、以下のコマンドでWebapp Managerをインストールする。