人材サービスのディップ、「New Relic」採用–エンジニア組織の変革を目指す

今回は「人材サービスのディップ、「New Relic」採用–エンジニア組織の変革を目指す」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 New Relicは、人材サービス大手のディップが、エンジニア組織への変革を目的にオブザーバビリティー(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を導入したと発表した。

 「New Relic」はクラウドベースの観測プラットフォームで、インシデントを迅速に検出、理解、解決するための応用インテリジェンスを備えている。エンジニアリングチームは、システムのアップタイムとパフォーマンス、規模と効率などの向上、市場投入までの時間の短縮を実現できる。

 同プラットフォームは、ペタバイト規模であらゆるタイプのアプリケーションやインフラストラクチャのデータを収集、可視化することができる。またAPM、インフラストラクチャー、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体を1つのコネクテッドエクスペリエンスで分析し、トラブルシューティングを実行する。

 「バイトル」「はたらこねっと」などの人材サービスなどを展開しているディップは、9月よりNew Relicの本格導入を開始した。同社は約2カ月という短期間で、100人を超えるエンジニア全員がNew Relicの機能をフル活用できる環境を整え、総テスト工数を半減させた。新たな時間が創出されたことで、エンジニアは、企画チームとの共同作業や新しいテクノロジーへの挑戦に取り組めるようになっている。

 またウェブサイトの健全性を示す指標「Core Web Vitals」を利用して、コンテンツの表示時間(LCP)、ページ操作の応答性(FID)、ページ表示の安定性(CLS)を評価する環境を整えた。New Relicで収集した情報をチームで共有し、共通の指標を用いてエンドユーザーの体験を評価しながら、プロダクト目線・ユーザー目線でサービス改善に取り組めるようになった。

 さらに、Googleが割り出したソフトウェア開発チームのパフォーマンスを示す4つの指標「Four Keys」をベースに、デプロイの頻度、変更リードタイム、変更失敗率、サービス復元時間を指標として、チームが取り組んだ開発の成果をNew Relicのダッシュボードでスコアとして参照できるようにしている。

 ディップではこれまで、縦割り業務と外部のパートナー企業に頼りがちだった開発手法により、システム全体を見渡せるエンジニアがいないことや開発のイニシアチブが社内にないことが課題となっていた。

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