セントラル警備保障、機械警備業務にクラウドを活用–情報処理時間を約8割削減
今回は「セントラル警備保障、機械警備業務にクラウドを活用–情報処理時間を約8割削減」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
セントラル警備保障(CSP)は、機械警備業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を目的に、セールスフォースが提供する顧客管理支援サービス「Salesforce Sales Cloud」を採用した。
CSPは、2017年から三井情報と共同で、既存システムとSales Cloudの連携をマルチクラウドで実現できるように開発を続けていた。2019年にSales Cloudの全社展開を開始し、このほど全ての開発が完了したという。
新たな環境では、警備員が携帯するタブレット端末を通じて、機械警備業務に関するデータをSales Cloudと連携させる。これにより帳票の電子化、データの集計、分析、管理などが自動処理され、リアルタイムに情報共有できるようになり、情報処理に要する時間が約80%削減された。
また、機械警備業務に関する情報はこれまで紙文書での処理が中心だったが、Sales Cloudの導入で、警備員の日報作成、警備車両の管理表、警報対応の報告書など多くの業務がペーパーレス化され、年間約54万枚の印刷書類を削減。書類の保管問題も改善された。さらにデータへのアクセスや閲覧に制限を設けられるなど、情報の紛失、盗難、消失などのセキュリティリスクも軽減されたという。
CSPでは、今後、リアルタイムで処理した膨大な警備データを新たな警備サービスの創出につなげていきたいとしている。