PythonやR対応の統合開発環境「JupyterLab 4.0」正式リリース。 より効率的なレンダリング、リアルタイムコラボレーション機能が分離など
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Project Jupyterは、オープンソースで開発されているWebIDE「JupyterLab 4.0」の正式リリースを発表しました。
JupyterLabは、Webブラウザから使えるPythonやR、Scala言語などに対応した統合開発環境です。
Project Jupyter傘下のプロジェクトには「JupyterLab」以外に「Jupyter Notebook」「Jupyter Desktop」もリリースしています。
JupyterLabは、PythonやScala、Rなどのコードを打ち込んですぐに実行できるインタラクティブなデータ解析環境であった「Jupyter Notebook」をベースとし、そこにターミナル画面の機能、ファイルブラウザ、テキストエディタなどの機能を統合した、より多機能で拡張性の高いソフトウェアと位置づけられています。
前バージョンのJupyterLab 3.0では、開発が進んでいたビジュアルデバッガーが標準搭載され、コードに対してブレークポイントの設定、変数の値の確認、コールスタックの調査などが可能になりました。
参考:PythonやR対応の統合開発環境「JupyterLab 3.0」正式リリース。ビジュアルデバッガー搭載、レスポンシブ対応でモバイルデバイスの狭い画面でも使いやすく
表示される部部分のみレンダリングで性能向上
JupyterLab 4.0ではWebブラウザで表示される部分のみをレンダリングすることで動作が高速になっています。特に大きなノートブックを扱う場合には大幅に効率的な動作となりました。
また、テキストエディタもバージョンアップされ、性能とカスタマイズ性が向上しています。
リアルタイムコラボレーション機能はバージョン1.0として、別パッケージ「jupyter_collaboration」となりました。
ドキュメントの検索と置換の機能が改善され、マークダウンセルでマッチした部分のハイライト表示、選択範囲での検索、複数行検索、正規表現のキャプチャグループ参照を使った置換、大文字と小文字を保持した置換などの新機能が追加されました。
そのほか詳しい機能については「JupyterLab Documentation」をご覧ください。