パスワードマネージャ「Bitwarden」がPasskey対応を発表。Webサイトごとのログインも、BitwardenへのマスターログインもPasskeyで可能に
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
パスワードマネージャのBitwardenがPasskey対応を発表しました。
Passkey対応のWebサイトへのログインも、BitwardenのマスターパスワードでのログインもPasskeyでできるようになります。
Passkeys are coming soon to Bitwarden! This summer, you'll be able to log into Bitwarden using a passkey as well as store #passkeys within your vault. Check out the blog: https://t.co/XqkHrNJzaf pic.twitter.com/LiqPMAoG7G
— Bitwarden (@Bitwarden) May 24, 2023
Bitwardenはオープンソースで開発され、個人向けに無料で使えるサービスを提供しているパスワードマネージャです。個人向けの無料プランでは期限の定めなくパスワードの生成や保存、二段階認証などの全ての基本機能がパスワード数やデバイス数の制限なしに使えます。
個人向けの有料プランでは高度な二要素認証などの追加機能が提供されるほか、法人向けに組織でのパスワード管理やシングルサインオンへの対応などの機能も提供しています。
下記はBitwardenのPasskey対応デモ動画から、Passkeyに対応したWebサイトとしてShopifyで例が紹介されました。
Shopifyのアカウント作成後、Passkeyの作成がBitwardenで行われます。
以後、ShopifyへのログインはBitwardenでPasskeyを選択して行えるようになります。
BitwardenのPasskey対応は今年の夏頃とされていますが、このPasskey対応機能が無料プランで提供されるかどうかは現時点で明らかにされていません。
ただしPasskeyの基盤となっているFIDO/WebAuthnの機能は現時点では無料プランにはなく、有料プランで提供されているため、有料プランのみの可能性もありそうです。
パスワードマネージャでのPasskey対応は、すでに1Passwordがβ版として対応を進めています。また、LastPassも対応を表明しています。
PasskeyはこれまでGoogleアカウントやApple ID、マイクロソフトアカウントに紐付いた形での実装が注目されてきましたが、これからはこうした大手ベンダのOSやWebブラウザに紐付かず、さまざまなOSやWebブラウザで利用可能なパスワードマネージャに紐付いた形での利用への注目も高まってくると予想されます。
参考:パスワードマネージャの1PasswordがPasskey対応をベータ公開。Passkeyの保存と同期、ログインが可能に