CTC、住友生命保険に次世代セキュリティ製品提供–セキュリティ運用の効率化へ

今回は「CTC、住友生命保険に次世代セキュリティ製品提供–セキュリティ運用の効率化へ」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、住友生命保険(住友生命)に次世代セキュリティ製品「Deep Instinct」を提供したと発表した。住友生命は、職員が利用する約5万台の業務用端末にDeep Instinctを順次導入し、セキュリティの強化を図る。

 住友生命は、顧客の健康情報や家族情報など大量かつ機微な個人情報を取り扱うため、安全な業務用端末が不可欠となる。これまで、パターンファイルベースのウィルス対策のほか、EDR製品などによって攻撃の兆候を早期に検知・対応する監視体制の強化を進めてきたが、セキュリティ対策製品から発せられる各種アラートへの対応業務の増加が懸念されていた。また、既知のウイルスパターンを登録したデータファイルなどを更新する作業が頻繁に発生し、システム運用上の負担となっていた。

 Deep Instinctは、深層学習を活用して将来発生し得るマルウェアやゼロデイ攻撃などの脅威を予測し、サーバーやPCなどの機器への侵入をリアルタイムに検知して未然に防ぐ。

 過去に感染したファイルやOSなどのデータを収集・分析することで特徴を把握し、モデル化してマルウェアの情報を蓄える。これにより、未知のマルウェアについても攻撃の可能性を予測し、端末への侵入を防いでシステムを防御できるとしている。また、従来は毎日必要とされていたデータファイルの更新に代わり、年数回のソフトウェアアップデート作業で最新の脅威に備えられる。

 今回の導入により住友生命は、外出先での営業活動やリモートワーク環境でも、高いセキュリティレベルを維持しつつ、セキュリティ運用業務の効率化が可能になるという。CTCは2022年からDeep Instinctを取り扱っており、金融/保険業界の分野におけるシステム構築の実績で培った経験とノウハウを基に、同製品の導入設計やQA対応、導入後の運用業務を担うとしている。

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