GitHubがPasskeyに対応し、パスワードレスでログイン可能に
今回は「GitHubがPasskeyに対応し、パスワードレスでログイン可能に」についてご紹介します。
関連ワード (仕様、便利、業界標準等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubはPasskeyの対応をパブリックベータとして開始したことを発表しました。従来のパスワードおよび2要素認証の代わりに、Passkeyによるパスワードレスな認証を行うことが可能になります。
Moving past passwords is for better account security. Today we’re launching passkey support on https://t.co/VDZYKUklba – you can enable passkeys today and ditch that password. https://t.co/nvTweiY0Tk
— GitHub (@github) July 12, 2023
Passkeyを有効にするには、自分のダッシュボード画面から右上のアイコンをクリックし、表示されたメニューから「Feature Preview」をクリックします。
表示されたダイアログボックスの「Passkey」をクリックすると下記の画面が表示されるため、右上の「Enable」をクリックするとPasskeyが有効になります。
Passkeyを有効にした後は、Webブラウザやパスワードマネージャに搭載されているPasskey機能によってログインできるようになります。
Passkeyとは
Passkeyとは、パスワードレス機能の業界標準であるFIDO Alliance(ファイドアライアンス)の策定する仕様「FIDO/WebAuthn」に沿って実装される機能です。
FIDO/WebAutnは、パスワードを使わずデバイス側での指紋認証やPINコードなどによる認証と公開鍵暗号方式によって、安全にWebサイトへログインできる機能を備えています。
Passkeyとは、このFIDO/WebAuthnをより便利に使えるようにするために、ログイン時に使われるクレデンシャルを複数のデバイス間で同期可能にすることで、機種変更やデバイス紛失後にユーザーが入手した新しいデバイスに対して、簡単にクレデンシャルを移行できる仕組みを追加した仕様です。
そのため、万が一Passkeyを保存したデバイスを紛失した場合や、新しいデバイスに入れ替えた場合でも、Passkeyの情報を簡単に移行できます。