石川県加賀市、職員の情報セキュリティ意識を向上–生成AI利用に関する教育も実施
今回は「石川県加賀市、職員の情報セキュリティ意識を向上–生成AI利用に関する教育も実施」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
石川県加賀市は、情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を活用し、「ChatGPT」をはじめとした生成AIに関する教育実施など、職員の情報セキュリティ意識向上への取り組みを行っている。セキュリオを提供するLRMが発表した。同市はセキュリオを導入したことで、約1000人への教育を大きな負荷なく繰り返し実施できるようになったという。
セキュリオは、会社のセキュリティ状況の可視化や従業員のセキュリティ意識向上、従業員の行動変容につながるさまざまな機能を提供する。7月には生成AIに関する教材が追加されるなど、最新のトピックに合わせた教材も追加されている。
加賀市では、市役所業務におけるChatGPTの運用を開始するなど、デジタルサービスを積極的に活用している。同時にこうしたデジタルサービスの活用と情報セキュリティは両軸で推進する必要があり、そのためには継続的な情報セキュリティ教育が必要不可欠であるとしている。
しかし情報セキュリティ教育では、集合研修の形式で実施していたため、実施前に関係各所に確認が必須であったため実施者の負担になっていた。また、受講する職員にとってもまとまった時間を確保する必要があったことから、何回も繰り返し実施することが困難だったという。
これらの課題解決のため、同市ではeラーニング実施を決め、その後、「教材(教材数、内容、定期追加)」、「機能(テスト、受講管理、教材追加)」「コスト(価格、ライセンス形態)」という観点でサービスを調査し、10個のサービスについて比較表を作成した。その結果、全ての要件と予算を満たしたセキュリオを導入したという。
同市によると、セキュリオを導入したことで、継続的な教育の取り組みにより、情報セキュリティへの意識付けがされ、各職員が日常業務における情報の取り扱いを見直す気づきが生まれているという。