広島銀行、グループ人事基盤を刷新–タレントマネジメントを推進へ
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広島銀行は、グループ内の人材情報を一元管理し、最適配置による組織力向上を目指すため、統合人事システム「COMPANY」の導入を決めた。Works Human Intelligence(WHI)が12月19日に発表した。
広島銀行は、広島を中心に岡山、山口、愛媛の4県で事業を展開する地方銀行。2020年10月にひろぎんホールディングスを設立し、新たなグループ経営形態となる持株会社体制へ移行した。「地域総合サービスグループ」を名乗り、地域社会と顧客の課題解決に取り組む一方、グループ全体で業務領域の拡大と深化を行い、地域の発展と持続的成長を目指している。
これを実現するには、グループ内における人的資源の最適化と、それによる強固な組織の構築、さらにデジタル技術を活用した業務効率化が不可欠だと考えているが、現状ではグループ各社がそれぞれに人事情報を管理しており、グループ全体での人事情報活用が難しい状況だ。また、法改正ごとに既存人事システムの改修が必要だったり、多くの業務で紙を用いた運用が残っており、従業員や担当者の作業負担が大きかったりするという課題も存在している。
広島銀行は、これらの課題解決と人的資源の最適化を通じた強固な組織構築のために、グループ共通の人事基盤となるシステムの導入を検討した。その結果、「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「COMPANY Talent Management」の採用を決定した。これらのシステムは、法改正や制度変更への追加費用なしで対応可能であり、人材育成を通じたエンゲージメント向上やタレントマネジメント、最適配置などを包括的に実現できる点が評価された。
今後、広島銀行はグループ内の人材情報を一元管理し、COMPANYに集約して一元化する。さらに、COMPANY Talent Managementを活用し、従業員のキャリア志向の把握や個別面談の記録を実施する。これにより、最適配置を行い組織力の最大化と従業員エンゲージメントの向上を実現する。
また、法改正や社内制度の変更など、企業環境の変化に対応するためのコスト削減も見込まれる。COMPANYは定額保守料の中で対応するため、対応に生じる時間と費用、コミュケーションコストの削減が見込まれる。
さらに、従業員からの各種申請などによって、年間4万枚の紙が業務上発生していたが、これらの業務をCOMPANYで電子化することで、年5000時間ほどの工数削減を見込む。