マツダ、新型車「MAZDA MX-30 Rotary-EV」にSCSKの「QINeS-BSW」を採用
今回は「マツダ、新型車「MAZDA MX-30 Rotary-EV」にSCSKの「QINeS-BSW」を採用」についてご紹介します。
関連ワード (製造 x IT等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
自動車メーカーのマツダは、プラグインハイブリッド車(PHEV)「MAZDA MX-30 Rotary-EV」の車載ベーシックソフトウェア(BSW)として、SCSKの「QINeS-BSW」を採用した。SCSKが12月26日に発表した。
近年、自動車の高機能化が急速に進み、その多くがソフトウェアによって実現されている。それに伴い、車載の電子制御ユニット(ECU)の数が増加し、ソフトウェアの開発規模も増加している。この課題に対応するために、多くの自動車メーカーは、ソフトウェアとハードウェアの一括採用を進めてきたが、ブラックボックス化が進み、自動車開発技術の加速度的な向上への対応が困難となっていた。
マツダとSCSKは、ソフトウェアとハードウェアの分離調達を推進し、電動駆動ユニット開発の内製化を目指している。2019年からはAUTOSARに準拠するQINeS-BSWの適合検証を開始し、マツダが独自開発する通信ネットワークソフト「Mazda Network Operating System」(MNOS)に対応させた。
MAZDA MX-30 Rotary-EVは、バッテリーEVとして使用できる107kmのEV走行距離を持ち、ロータリーエンジンの発電によりさらなる長距離走行にも対応する。また、その走行の全てをモーターで駆動する独自のプラグインハイブリッドモデルである。