中央大とfondi、メタバース空間での英語学習を実証–参加者同士の学び合いに期待
今回は「中央大とfondi、メタバース空間での英語学習を実証–参加者同士の学び合いに期待」についてご紹介します。
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fondiと中央大学は2月6日、提携のもと「中央大学fondi校」をバーチャル英会話サービス「fondi」上に設立し、グローバル人材育成に関する実証実験を行っていると発表した。実証期間は、2024年2月1日~4月30日。
fondiは「実践機会の不足」と「実践ハードルの高さ」という国内の英語教育における課題解決に向けて、3DとAIを掛け合わせた英語学習体験を提供している。
中央大学は、グローバルに活躍できる人材を育成するため、世界各国の協定校と学生交換を行い、年間1000人以上の学生を海外に送り出している。同大学の課外プログラム「外国語講座」では、「TOEIC Listening & Reading Test」などの試験対策講座に加え、企業と提携してオンライン英会話サービス「DMM英会話」や、生成AIを活用した英会話学習アプリ「スピークバディ」を提供し、学生の実践的な英語力の向上を支援している。今回の取り組みでは、メタバース空間における海外の英語学習者との交流が、英語学習にどのような影響を与えるのかを検証する。
実証実験の検証コンテンツは(1)コミュニティー学習空間、(2)AIを活用したバーチャル自習空間――で構成される。利用に当たり、仮想現実(VR)ゴーグルなどの特別な機材は必要ない。
(1)では、さまざまな趣旨のイベントを通して、学生一人一人の英語レベルや興味・関心を基に、fondiの外国人ユーザーの中から気の合う参加者を見つけ、コミュニティーを形成する機会を提供する。コミュニティーでは、イベントやゲームを行ったり、学習方法や留学情報を交換したりすることが期待される。
(2)では、ゲーム感覚で双方向の学習ができるロールプレイング型の留学空間を提供する。現実で経験し得るシチュエーションを3D空間で再現し、AIアバターとの会話を介してミッションをクリアする設計となっている。同コンテンツは、学生の英語レベルと学習モチベーションを基にAIとの学習内容を最適化する。
同実証を踏まえて両者は、中央大学の講義やセミナーとfondiでのバーチャル体験を絡めたバーチャル留学プログラムの創設も視野に入れ、連携を強化するとしている。