チェック・ポイント、年次イベントでAI駆使した製品群を発表–生成AIでセキュリティ管理を容易に
今回は「チェック・ポイント、年次イベントでAI駆使した製品群を発表–生成AIでセキュリティ管理を容易に」についてご紹介します。
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Check Point Software Technologiesは1月31日から2日間にわたり、タイ・バンコクで年次カンファレンス「CPX APAC 2024」を開催。AIをベースとしたさまざまな製品を披露した。
基調講演に登場したCheck Pointの創業者で最高経営責任者(CEO)のGil Shwed氏は、2023年から同社が推進しているベストセキュリティのための「3C」について改めて言及。3Cとは、「Comprehensive(包括的)」「Consolidated(統合的)」「Collaborative(協働的)」のことだ。このコンセプトに基づいて同社は製品戦略を進めているが、その中でも2024年はCollaborative、つまりコラボレーションが重要だとShwed氏は述べた。
「2024年は、コラボレーションによってセキュリティの強化に注力する。つまり、プラットフォームのあらゆる要素をうまく相互作用させ、顧客や企業が最高レベルのセキュリティを実現できるようにするということだ。コラボレーションで当社のAIベースのソリューションとクラウド型ソリューションを組み合わせ、新たな脅威への防御能力を高め、最高のセキュリティエコシステムを構築する」(Shwed氏)
この戦略の下、今回のイベントで発表された製品の一つが「Check Point Infinity Platform」だ。同プラットフォームには、メッシュネットワークを保護するAIベースの脅威防御機能である「Check Point Quantum」、防御優先型のクラウドセキュリティ「Check Point CloudGuard」、エンドポイントやモバイル、メール、SaaSまで、包括的なワークスペースセキュリティを実現する「Check Point Harmony」、拡張型脅威検知&対応(XDR)やオーケストレーション、自動化など、協働的な防御優先型セキュリティオペレーションと統合管理を提供する「Check Point Infinity Core Services」などが含まれている。
Shwed氏は、Infinity PlatformがAIをベースとしたクラウド型の脅威防御プラットフォームであることを強調する。同プラットフォームは、50以上のAIエンジンを搭載した「Infinity ThreatCloud AI」を活用し、ゼロデイ攻撃やゼロデイフィッシング攻撃などをリアルタイムに防御。その防御率は99.8%に上るという。
また、クラウド型の脅威防御プラットフォームとして、データセンターからネットワーク、エンドポイント、モバイル、IoTまで、自動脅威対応システムがセキュリティインテリジェンスを提供、グローバルでの脅威インテリジェンスは2秒以内に共有される。さらに、サードパーティーの製品も含め自動的に脅威の緩和とレスポンスを行う「Infinity Playblocks」も正式に公開し、これによって「セキュリティはより協働的になる」とShwed氏は述べた。