JavaScript/TypeScriptプログラマのIDEは半数以上がVSCode、32%がテストを書かない。JetBrainsによるアンケート調査
今回は「JavaScript/TypeScriptプログラマのIDEは半数以上がVSCode、32%がテストを書かない。JetBrainsによるアンケート調査」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Kotlin言語やIntelliJ IDEAなどの開発ツールを開発提供しているJetBrainsは、 JavaScriptとTypeScriptに関する調査結果「2024 年の JavaScript と TypeScript のトレンド: 開発者エコシステムアンケートのインサイト」を公開しました。
この調査は世界中の2万6348人の開発者からのアンケートを集計したもので、アンケートは2023年に行われています。公開された集計結果から興味深いものを見ていきましょう。
IDEはVisual Studio Codeが過半数のシェア
回答者の半数以上となる51%が、JavaScriptやTypeScriptのプログラミングを行う場合の統合開発ツール(IDE)としてVisual Studio Codeを使っていることが示されました。
本調査がIntelliJ IDEAなどのIDEを提供しているJetBrainsによる調査であることを加味すると、Visual Studio Codeの人気が非常に高いことがあらためて示されました。
2位には同社のJavaScriptとTypeScript用のIDEであるWebStormが、3位にはそれ以外の同社のIDE(Another IntelliJ-based IDE)が入っています。
ライブラリにはReact、バンドラはwebpackが一番人気
JavaScriptのフレームワークやライブラリとして何を利用しているかに関する調査結果では、Reactが57%と2位以下を大きく引き離してトップ。2位はVue.js、3位がNext.js、4位にはExpressとAngularが並んでいます。
バンドラではwebpackが57%でトップ。2位が38%でViteでした。3位は大きく値を下げて11%でesbuildとなっているため、webpackとViteの強さが目立ちます。
ただし今回の発表で同社はwebpackについて「webpack は約 10 年前から存在しており、絶えず進化しながら変化し続ける開発者のニーズを満たしています。」と評価しつつ、「ですが、より最小限の構成により優れたパフォーマンスを求める開発者が増えているため、Vite(38%)や esbuild(11%)などの代替手段が広く採用されるようになってきています」と、新興のバンドラの採用が広まっていると指摘しています。
32%がJavaScriptでユニットテストを書かないと回答
JavaScriptやTypeScriptの単体テストを書くときのフレームワークに関する調査結果では40%がJestを使っていると回答。2位はCypressで15%、3位はMochaで10%でした。
注目すべきは、32%の人がJavaScriptではユニットテストを書かないと回答したことです。この理由について同社は、「ユニットテストを書くのはとっつきにくく感じられ、採用する際の障壁が高い」からであろうと分析しています。
State of JavaScript 2022の結果は……
ちなみに、2023年1月に公開され、約4万人が回答した調査結果をまとめた「State of JavaScript 2022」(2023年版は未公開)でも、もっとも利用されていたフロントエンドライブラリはReact、ビルドツールはwebpack、ユニットテストのライブラリはJestでした。
参考:「State of JavaScript 2022」公開。利用率1位のフロントエンドライブラリはReact、レンダリングはNext.js、テストはJestなど、4万人のエンジニアが回答
JetBrainsによる調査結果の全体は「2024 年の JavaScript と TypeScript のトレンド: 開発者エコシステムアンケートのインサイト」をご覧ください。