マイクロソフト、UIコンポーネントにAI搭載。UIが賢く振る舞う「.NET Smart Components」実験的公開
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
マイクロソフトはUIコンポーネントにAIを搭載することで、ユーザーの意図をくみ取って賢く振る舞ってくれる「.NET Smart Components」を実験的に公開しました。
入力内容をAIが自動的に適切なフィールドへペースト
.NET Smart Componentsがどのように賢く振る舞ってくれるのか、デモ動画からの引用で紹介します。
従来のUIコンポーネントでは、例えば「苗字」「名前」「電話番号」「郵便番号」「県名」「町名」「番地」などにフィールドが分かれていれば、人間がフィールドに合わせて適切な内容を入力する必要があります。
この画面に、.NET Smart Componentsの「Smart Paste」ボタンを追加します。そして、名前と住所、電話番号が書かれたテキストをまとめてコピーします。
この状態で「Smart Paste」ボタンでペーストすると、AI機能によって自動的に適切なフィールドに振り分けられて入力されるのです。
Smart Pasteボタンは、コード1行だけで追加可能だと説明されています。
今回発表された.NET Smart ComponentsにはSmart Paste以外にも、入力が選択肢に完全に一致しなくても適切な選択肢を提案してくれる「Smart ComboBox」、テキスト入力時にAIが内容を適切に提案してくれる「Smart TextArea」などが用意されています。
これらはすべて、既存のUIコンポーネントと簡単に入れ替えて使えるとのことで、現時点でASP.NET Core 6.0以上のBlazor、MVC、Razor Pagesに対応しているとのこと。
.NET Smart Componentsを利用することで、機械学習やプロンプトエンジニアリングを学ぶことや、UXを再設計する作業などの時間を費やすことなく、簡単にAIを用いてユーザビリティが改善できると説明されています。