日立ヴァンタラが営業開始–データインフラ事業のグローバルリーダー目指す
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日立ヴァンタラは4月1日、ストレージやサーバーなど、データインフラストラクチャーに関する開発・生産を担ってきた日立製作所のITプロダクツ事業部門を吸収分割によって承継し、同日付で営業を開始したと発表した。
同社は、ストレージ仮想化やデータ保護など、ミッションクリティカル領域で大規模データを安全に蓄積・活用するための技術を有する、データインフラストラクチャーの専門会社になる。北米に拠点を置くHitachi Vantaraとの連結経営となり、製造・販売・サービスを一体化することで、生成AIやハイブリッドクラウドなどの市場ニーズにあったソリューションを迅速に開発し、グローバルに展開することを目指す。
日立ヴァンタラ 取締役社長の島田朗伸氏は声明で、「日本で磨き上げた高信頼なモノづくりの技術と、海外のスピード、アジャイル型のビジネスアプローチをハイブリッドに融合した新会社になる。長年社会インフラを支えてきた製品群に加え、海外の先進的なテクノロジーやニーズを取り込んだ生成AI共通基盤などの新しいソリューションを、グローバルで一貫した製品供給・サポート体制で迅速に展開する。そして、データインフラストラクチャーで世界のリーダーとなり、お客さまや社会のイノベーションを支援していく」とコメントする。