室蘭工業大学、学生・教職員が利用するコンテンツ管理基盤に「Box」を採用
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室蘭工業大学は、学生の多様な学びや教職員の多様な働き方を実現するためのコンテンツ管理基盤として「Box」を導入した。学生や教職員など約3500人が利用する。導入を支援したインターネットイニシアティブ(IIJ)とマクニカが4月5日に発表した。
同学では、2022年7月に「デジタル・キャンパス推進基本方針」を策定するとともに「デジタル・キャンパス推進室」を設置し、データ駆動型のキャンパス(デジタル・キャンパス)の実現に向けてデジタル変革(DX)を推進している。
これまで、教職員が業務で使用するデータや、学生・教職員間の教材、レポート、研究データが学内サーバーに分散しており、一元管理できていなかった。また、コロナ禍の在宅勤務や遠隔授業などの経験も踏まえて、安全・安心なファイル/データ共有が求められていた。
導入の初期段階として、まずはペーパーレスでの会議運用、学内外提出物のオンライン化などの事務業務の効率化をはじめとして、学内各研究室における学生と教員の研究データ共有、指導の実施、国や企業、自治体などとの共同プロジェクトでのデータ共有などを進めていく。さらに、Eメールでのパスワード付き添付ファイルの学内利用、USBメモリーによるデータ受け渡しを撤廃し、セキュリティの向上にも努めていく。
IIJとマクニカは、Boxの全学導入に当たり、ユーザー権限設定やフォルダー構成の整理を支援した。学生の入れ替わりが毎年あることを踏まえ、Boxと学内ネットワークのユーザー認証サーバーとを連携し、Box上のユーザー管理業務を自動化する仕組みも導入した。
室蘭工業大学は今後、両社の協力を得ながら、電子決裁システム、生成AIなどさまざまなシステムや機能をBoxと連携させていくとしている。