HDCと日本オラクル、北海道の総合行政情報システムのガバメントクラウド移行に向け連携
今回は「HDCと日本オラクル、北海道の総合行政情報システムのガバメントクラウド移行に向け連携」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日本オラクルとHDCは連携を強化すると発表した。
HDCは、北海道を中心にソフトウェア開発やシステムコンサルティング、システムネットワーク設計などの事業を展開する。今回は、HDCが提供する地方自治体向けの総合行政情報システム「STARS V3」(STARS)を、ガバメントクラウドに採択された「Oracle Cloud Infrastructure」OCI)に対応させる。
これによりHDCのパートナー企業が保有するパッケージ製品を含め、OCIを活用した幅広いサポートとサービスを提供できるようになる。STARSは、住民記録や印鑑登録、国民年金や税務など政府が進める標準化の対象業務を提供しており、現在道内では富良野市を含む25の自治体が利用している。
連携を強化する分野は、(1)標準化対象業務に関するガバメントクラウド移行を目的としたOCI対応、(2)ローコードツールやOCIのAIサービスを利用した付加価値の提供――としている。
(1)では、OCIの各種サービスを生かしたSTARSのガバメントクラウド移行を支援し、さらにHDCと連携するパートナー企業のパッケージソリューションについてもOCIへの移行を検証する。
(2)では、日本オラクルが提供する生成AIサービスやローコード開発ツール「Oracle APEX」などを利用する。これにより、自治体が抱える課題を解決するとともに、STARSとの連携から、より住民の利便性が高まる先進のサービスを提供していく。
HDCは、OCIについて価格優位性や安定したパフォーマンスやマネージドサービスによる「Oracle Database」の活用メリット、同データベースのデータ転送コスト面における優位性などを高く評価した。さらに、サービス数やエンタープライズに適した優れた設計思想や、日本オラクルの充実したサポート体制なども評価している。