セブン−イレブン、商品の加熱業務を自動化するシャープの電子レンジを試験導入
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セブン−イレブン・ジャパン(セブン−イレブン)とシャープは2021年11月から、商品ラベルの二次元バーコードを読み取り、適切に加熱できる業務用電子レンジ「RE-7700S」を実店舗で試験的に設置しており、2024年3月末時点で愛知県・三重県・岐阜県のセブン−イレブン1080店に設置している。シャープが4月25日に発表した。
幅広い年代やさまざまな国籍の従業員が働くセブン−イレブンの店舗では、商品を電子レンジで温める際、正確な加熱時間をより簡単かつ素早く設定したいという要望があったという。また、一部店舗では購買客自身が操作する電子レンジを設置しているが、ボタンの操作が複雑という課題もあった。
RE-7700Sは、上部に搭載されたカメラで二次元バーコードを読み取り、各商品のバーコードに登録されたワット数や加熱時間を自動で設定し、ドアを閉めると加熱を開始する。同レンジは入力の手間を軽減するとともに、ワット数や加熱時間の入力間違いを防止する。
同レンジは、食品検知センサーも内蔵している。レンジ内の食品有無を検知し、食品を入れてドアを閉めた後に自動で加熱を開始することで、操作の手間を軽減するほか、スタートボタンの押し忘れを防止し、店舗の業務効率を改善する。両社は今後も導入店舗の拡大に取り組むとしている。
セブン−イレブンとシャープは試験的な設置に至るまで、さまざまな検証を重ねてきたという。例えば、「二次元バーコードをもっとスムーズに読み取れるようにしてほしい」といった従業員や顧客の意見を参考に、読み取り精度の高いカメラを採用したり、商品に印字するバーコードの位置や大きさを調整したりした。