GitLab、「GitLab Advanced SAST」を一般提供–Oxeyeの技術を搭載
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GitLabは米国時間9月19日、「Advanced Static Application Security Testing(SAST)」スキャナーを「GitLab Ultimate」プランで一般提供した。
Advanced SASTは、GitLabが2024年に入って買収したOxeyeの技術を搭載した新しいスキャナー。GitLabプラットフォームに組み込まれた、信頼性の高いSASTソリューションをアプリケーションセキュリティ(AppSec)チームに提供する。
独自の検出エンジンは、社内のセキュリティ研究から得た情報を基に作成されたルールを使用し、機能横断的かつファイル横断的な汚染分析を実行する。それにより、実際に悪用可能な脆弱性を明らかにし、スキャンの精度を向上させ、誤検出率を低くする。
脅威の詳細や脆弱性がプログラム内でたどる経路などの重要なコンテキストを提供することで、セキュリティ脆弱性の修正を支援する。また、「GitLab Duo Enterprise AI」との統合により、脆弱性のより迅速な理解と解決を可能にする。AppSecチームは、GitLabプラットフォームにサードパーティーのセキュリティトレーニングを統合することで、専門知識を拡大することもできる。
GitLabのDevSecOpsプラットフォームのネイティブコンポーネントであるため、セキュリティが既存の開発者ワークフローに組み込まれることを保証する。ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)全体を管理する統合ソリューションにより、開発者はフローを中断することなく、脆弱性を特定・優先順位付け・修正することができる。
Advanced SASTスキャンは同日にリリースされた「GitLab 17.3」以降で利用可能。デフォルトでは無効になっているため、切り替えのタイミングを選択できる。サポートされている言語について、プロジェクト、グループ、またはインスタンス全体で有効にできる。
GitLab 17.4には、新しい脆弱性コードフロービューや、既存の脆弱性レコードからの自動翻訳など、Advanced SASTへの移行をより簡単にする機能も含まれている。