オカムラと日立、無人店舗サービスを活用したオフィス空間づくりで共創
今回は「オカムラと日立、無人店舗サービスを活用したオフィス空間づくりで共創」についてご紹介します。
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オカムラと日立製作所(日立)は9月30日、日立の無人店舗サービス「CO-URIBA(コウリバ)」を活用した共創を開始したと発表した。両社は、日立社内における活用の成果を受け、従業員のウェルビーイング向上につながるオフィス空間づくりを図る。
同共創では9~11月、オカムラのオフィス2拠点「We Labo」(東京都地千代田区)「CO-RiZ LABO」(同中央区)に設置する。対象となる従業員は、We Laboでは空間デザイン/コンサルティング部門、CO-RiZ LABOでは営業部門/空間デザイン部門など。
CO-URIBAでは、従業員が顔認証でチェックイン後、棚から商品を手に取ると、センサーが商品を認識して決済が完了する。利用には、生体情報とクレジットカード情報などの決済情報をあらかじめ登録する必要がある。CO-URIBAのデジタルサイネージでは、商品情報だけでなく、会社のイベント情報なども発信可能。
CO-URIBA搭載の機能「ありがとうクーポン」では、同サービスで利用可能なクーポンを同僚に送ることで、感謝の気持ちを伝えられる。同共創では、CO-URIBAをオカムラのオフィス2拠点に設置することで、従業員間のコミュニケーションを促進する。
両社は今後、オカムラ社内におけるCO-URIBAの活用成果を踏まえ、同サービスをコミュニケーション活性化ツールの一つとして、他社オフィスへの展開を図る。加えて、CO-URIBAにオカムラのソリューションを組み合わせた新たなオフィス空間の提案を目指す。
オカムラは、心と体の調和が取れ、活力が向上している状態を「WELL at Work(ウェルアットワーク)」とし、従業員がパフォーマンスを最大限に発揮でき、働きがいの向上につながる空間づくりや働き方を提案している。
日立は、2024中期経営計画の目指す姿として「データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現して人々の幸せを支える」を掲げており、その一環として従業員の幸せとウェルビーイングの実現を追求しているという。今回の共創に先立ち同社は、従業員のウェルビーイング向上とコミュニケーション活性化に向けて、グループ内の15拠点にCO-URIBAを設置した。
同社によると、アンケートに回答した利用者の8割以上が「新たなコミュニケーション促進や出社への動機づけにつながった」と回答するなど、一定の効果を確認しているという。