セゾンテクノロジー、「HULFT10」のオンプレミス対応版を12月10日から提供

今回は「セゾンテクノロジー、「HULFT10」のオンプレミス対応版を12月10日から提供」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 セゾンテクノロジーは10月10日、オンプレミス対応版のファイル連携ミドルウェア「HULFT10」を12月10日から提供すると発表した。2014年に登場した「HULFT8」以来、2024年2月に提供を開始した「Amazon ECS」などのコンテナー対応版に続く、第2弾のメジャーバージョンアップになる。

 HULFTは、企業の売上データ、顧客情報、ログデータなど、ITシステムに蓄積されたデータを送受信するためのファイル連携ミドルウェア。1993年の登場以来、世界46カ国、1万1000社以上の企業で利用されている。

 HULFT10は10年ぶりのメジャーバージョンアップとして、「利用範囲拡大」「運用性向上」「セキュリティ強化」の3点に注力した機能強化が図られている。

 利用範囲拡大では、メインフレーム、オフコン、Linux、Windowsなどのプラットフォームを引き続きサポートし、コンテナー環境の接続にはAmazon ECSや「Red Hat OpenShift」に対応したコンテナープラットフォーム版を提供する。また、HULFTの設定やログ情報を従来の内部保持から外部データベースに変更することで、利用状況に応じたシステムの負荷分散構成を構築できるようになる。

 運用性向上では、新しい圧縮方式「Zstandard」を採用し、データ転送性能を従来の約1.4倍に高速化した。また、「zOS」では圧縮方式「zEDC」により転送速度が5倍に向上し、CPU使用率を50%削減した。コンテナープラットフォーム版では、実際に利用した時間に応じて料金を支払う従量課金制を採用している。さらに、オンプレミスやクラウドに分散する複数のHULFTを、REST APIやウェブ画面で統合管理する「HULFT10 API Gateway」を提供する。

 セキュリティ強化では、FIPS140-2を取得した「HULFT10 Cipher Option(AES)」を使用して転送データを暗号化し、安全にファイルを転送する。転送データを復元不可能な状態で削除する機能を実装し、システムのデータセキュリティ基準「PCI DSS v4」への準拠を支援する。また、オンプレミスやクラウド間をインターネット経由でセキュアにデータ中継する「HULFT10 Smart Proxy」を提供する。

 Windows-Clinet版の場合、1ライセンス当たり税別13万8000円からとなっている。

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