マイクロソフト、独自のセキュリティモジュール「Azure Integrated HSM」をMicrosoft Azureのサーバに搭載へ
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マイクロソフトは米イリノイ州シカゴで開催中のイベント「Microsoft Ignite 2024」で、独自のハードウェアセキュリティモジュール(HSM)である「Azure Integrated HSM」を発表。来年(2025年)からデプロイされるすべてのMicrosoft Azureのサーバに搭載していくとしました。
Azure Integrated HSMは、FIPS(米国連邦情報処理規格)140-3レベル3で規定される暗号化モジュールのセキュリティ要件に対応しており、暗号鍵などを安全に保管し、暗号化や復号、署名や確認などを高速に実行する機能を備えています。
マイクロソフトの説明によると、クラウド上の一般的なHSMはクラウド内のネットワーク越しに利用するサービスとなっており、サーバなどがHSMを利用する場合にはネットワークの通信にかかるレイテンシが発生すること、HSMの利用が集中したときのスケーラビリティなどが課題になっていました。
Azure Integrated HSMは各サーバに搭載されることで、常に高速にHSMを利用でき、スケーラビリティの問題も発生しないソリューションだとされています。
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