Grammarly、文章の出典を記録する拡張機能を発表

今回は「Grammarly、文章の出典を記録する拡張機能を発表」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 不信、偽情報、疑念がはびこるこの時代、「Googleドキュメント」で作成した文章の出典をはっきりさせる方法を知りたいと考えている人もいるだろう。自分で書いた文章なのか、ブラウザーで見つけた情報源からコピーアンドペーストした文章なのか、あるいは不明な情報源や生成人工知能(AI)から取り込んだ文章なのかを明らかにしたいというわけだ。

 こうした出典の明示を重要視しない人もいるだろうが、文章の執筆を生活の糧にしている人や生きがいにしている人は、絶対に出典を明示すべきだ。

 そんなときに役立つのが、Grammarlyの新機能だ。

 これは「Grammarly Authorship」と呼ばれる新機能で、Grammarlyによれば、「Googleドキュメントで文章の出典を明示するのに役立つ機能一式」を備え、「Googleドキュメント内でAuthorshipを有効にすると、ユーザーが文章を書いている間にAuthorshipがその執筆の過程を自動で追跡する」という。

 筆者がGrammarly Authorshipをテストしたところ、その精度の高さに感心した。例えば、筆者はAuthorshipを有効にしながらこの記事を執筆したが、その際に一部の文章をGrammarlyのサイトから直接ペーストした。するとAuthorshipは、筆者が自分で打ち込んだ文章をすべて検出しただけでなく、Grammarlyのサイトからコピーした文章については、Authorshipに関するGrammarlyのプレスリリースから追加されたものとしてタグ付けした。筆者が驚かされたことは言うまでもない。ベータ版であるにもかかわらず、Authorshipは正しく機能していた。

 この機能は現在ベータ版で、「Google Chrome」または「Microsoft Edge」ブラウザーでGoogleドキュメントを使っている場合に動作する。つまり、この機能を有効にするには、「Chromium」ベースのブラウザーを利用しなければならない。Grammarly Authorshipはすべてのプラン(「Free」「Premium」「Pro」「Education」)で利用でき、簡単に有効にできる。

 Googleドキュメントでこの機能を有効にするには、(Grammarlyプラグインを事前にインストールした上で)新しいGoogleドキュメントの右下にある小さな指紋アイコンをクリックしてから、「Track writing activity」(執筆活動を追跡)ボタンをクリックする。その後、Grammarlyにクリップボードへのアクセスを許可すれば、Grammarlyがドキュメント内の文章の出典を記録できるようになる。

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