YouTube、2025年のトップ機能を発表–AIによるクリエーター支援を加速

今回は「YouTube、2025年のトップ機能を発表–AIによるクリエーター支援を加速」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「TikTok」「Vine」「Musical.ly」など、動画プラットフォームの浮き沈みは激しいが、「YouTube」は長年にわたり動画ストリーミングのトッププレーヤーであり続けている。成功の背景には、プラットフォームの改善を重ね、クリエーターの動画制作や発信を支援し、視聴者に一層楽しんでもらえるようにする姿勢がある。そして今、同社はさらなる機能拡張に向けたロードマップを共有している。

 米YouTube 最高経営責任者(CEO)のNeal Mohan氏は米国時間2月11日、プラットフォームの20周年を祝うブログ投稿で、同社の成果を強調した上で、複数のトレンドを特定し、2025年のプラットフォームに期待されることを説明した。当然、そこには多くのAIが含まれている。

 AIを搭載した機能は、動画のレコメンド(推奨)、キャプションの作成、有害コンテンツのフラグ付けなど、プラットフォームに不可欠な要素となっている。YouTubeは2024年、「Dream Screen」などのAI機能を追加。間もなくGoogleの動画生成モデル「Veo 2」が導入され、クリエーターはショート動画用の画像や動画の背景を生成しやすくなるとともに、「Dream Track」によりテキストでの指示から動画のサウンドトラックを作成できるようになる。同社は現在、より実用的かつ日常的な用途にAIを組み込むことに着目している。

 例えばMohan氏は、クリエーターが動画のアイデアやタイトル、サムネイルを生成し、日常的なワークフローを最適化するツールにYouTubeが投資していることを明らかにした。同社は、AIが動画を複数の言語に翻訳することを手助けする自動吹き替え機能も、「YouTubeパートナープログラム」の全てのクリエーターに拡大することを予定している。

 同プラットフォームでは、クリエーターがYouTube上でのAIによる自身の描写を検知し、制御することを支援するツールを開発している。パイロットプログラムでは、「世界で最も影響力のある人物」の一部がこの初期段階の技術を利用できるようになる。YouTubeは、彼らのフィードバックを基に同ツールを改良し、検出システムを構築するという。

 AIは、より若い視聴者を対象とした保護の改善にも活用される。計画には、機械学習を使用してユーザーの年齢を推定し、若い視聴者と大人を区別することで、より適切なコンテンツや体験の提供および保護の実現を図る。

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