ウエルシア薬局、新規出店時の売上予測精度向上に向けてAIサービス導入へ
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ウエルシア薬局は、AIを活用して新規出店時の売り上げを予測するサービス「SalesSensor」の導入を決定した。提供元のTrue Dataが発表した。ウエルシアホールディングス(ウエルシア)は同社のサービスを既に利用しており、今回の導入は第2弾となる。
SalesSensorは、データマーケティングサービスを提供するTrue Dataがアルゴリズムの構築に強みを持つDATAFLUCTと連携して提供している。小売業が保有する店舗売上実績データや店舗設備情報に加え、新店候補物件周辺の商圏、人流、競合店などの外部データをAIが分析し、地域特性を加味した売上予測を自動的に行う。これにより、導入企業は社内にデータサイエンティストがいなくても、新店売上の最大化と店舗減損の最小化につなげられるという。
小売業は新規出店を計画する際、新店候補物件周辺の商圏データや既存店舗の売上実績データなどを独自に分析して売上予測を行い、規定の期間内に投資回収が可能かを精査した上で出店の最終判断を行う。精度の高い売上予測を行うには、社内に高度な専門知識を有する店舗開発担当者が必要となる。
年間数百件にも及ぶ新店候補物件を精査するウエルシアでは、いかに売上予測精度を高め、店舗開発担当者の負担を軽減するかという課題を抱えていた。そこでウエルシア薬局で2025年度にSalesSensorを導入し、物販と調剤の売上予測を行うことになった。
ウエルシアは経営の中心にデータを据え、デジタル技術を活用して戦略を実行するデータドリブン経営を全社的に推進している。True Dataは、既にウエルシアが利用しているデータ分析・開示ツール「Shopping Scan」に加え、2025年度中に導入予定の「販促AIソリューション」といった小売業向けDXサービスと活用ノウハウを提供することで、グループ全体のデータドリブン経営を支援するとしている。