デンソー、工機部門にデータ活用クラウドサービスを導入–設備製作業務を効率化
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自動車部品メーカーのデンソーで社内向け生産ラインを内製で設計製作する工機部門がキャディのデータ活用クラウドサービス「CADDi Drawer」と見積もりクラウドサービス「CADDi Quote」を導入し、設備製作業務の効率化を図っている。キャディが発表した。
工機部門は、年間約1500台の生産設備を製作しており、技能伝承などの課題の解決や次世代の設備づくりへの変革を目指す一環として、キャディのサービスを導入したという。これにより、見積もり業務の時間の半減や部品のグルーピングによる段取り工数の削減を実現し、ビックデータ解析による原価低減の活動なども加速しているとする。
技能伝承の面では、ベテラン社員しかできなかった業務を勤続数年の若手社員でも対応可能になり、過去の慣習にとらわれない新しい職場環境の改善にもつながった事例も出ているとのこと。また、人材の流動性が高い北米地域でも活用。例えば、AIの図面検索機能で若手エンジニアの業務を効率化しているという。
今後は、3次元(3D)図面への適用など、サービスの可能性を拡充する機能開発を推進し、アジア地域への展開の検討を進めていく予定だという。