Zoom、AI機能の「AI Companion」をエージェント化する新機能を発表
今回は「Zoom、AI機能の「AI Companion」をエージェント化する新機能を発表」についてご紹介します。
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ビデオ会議でのやり取りを最適化するため、「Zoom AI Companion」に新たな人工知能(AI)機能を定期的に導入してきたZoom Communicationsが、ユーザーの代わりにさまざまなタスクを実行できる最新のAIエージェントを発表した。また、現在提供中のすべての製品にも、他のさまざまなAI機能を追加するという。
Zoomは米国時間3月17日、AI Companionで利用できる複数のエージェント機能を発表した。これらの機能は、エージェント、スキル、モデルを組み合わせたもので、複数のステップから成るアクションを実行できる。例えば、全員にとって都合がいい日時を特定して会議のスケジュールを組んだり、会議の録画を生成したり、高品質な文書を作成したりすることが可能だ。
「AI Companionはパーソナルアシスタントから真のエージェントへと進化する。これは、AIによって職場の生産性とコラボレーションを向上させる方法において、大きな飛躍を示すものだ」と、Zoom Communicationsで最高製品責任者(CPO)を務めるSmita Hashim氏は述べている。
同社はまず、会議の要約、チャット、電子メール内のアクション項目を識別して実行できる「Zoom Tasks with AI Companion」機能を発表した。プレスリリースによれば、この機能はフォローアップ会議のスケジュール設定や文書の作成といったタスクを実行してくれるという。Zoom Tasksは3月末にリリース予定で、コラボレーションツールの「Zoom Docs」に組み込むことができる。
また、会議の順調な進行を支援する「Meeting Agendas with AI Companion」も発表した。会議の主催者はこの機能を使って、アジェンダごとに時間を設定したり、新機能の「Live Notes for Meetings and Phone」を通じてAIでリアルタイムに生成された会議メモを、会議中に受け取ったりできる。どちらの機能も5月にリリースされる見込みだ。
さらにZoomは、ハイブリッドワークの管理を支援する「AI Companion for Workspace Reservation」をリリースする。この機能を使えば、同僚が出社する日を確認したり、同僚の出社日や今後の会議の日程に基づいて、自分が出社すべき日を提案してもらったりできる。会議用のデスクやZoomルームの予約も可能だ。この機能も5月にリリースされる。
そのほか、Zoom DocsなどのZoom製品にも、AI Companionを強化した機能が追加される。その1つが、6月にリリース予定の「Advanced References and Queries」だ。この機能を使うと、社内外の参考資料に基づいて文書作成計画を立て、その資料の内容を文書に取り入れられるという。