「Microsoft Teams」、チャネル共有や最大1000人のウェビナーなどが可能に
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Microsoftは米国時間3月2日に開幕したオンラインカンファレンス「Ignite」で、コラボレーションプラットフォーム「Teams」の新機能を発表した。
発表された目玉の1つは、新たなチャネル共有機能「Teams Connect」で、これにより組織内外の誰とでもチャネルを共有できるようになる。共有されたチャネルは、Teamsのプライマリーテナント内に他のTeamsチャネルと一緒に表示される。この新機能は2日、プライベートプレビュー版で提供開始されており、2021年中に広く利用可能になる予定だ。
Teamsの既存機能である「ゲストアクセス」と、Teams Connectとの違いは何だろうか。ゲストアクセスでは自らのTeams環境に外部ユーザーを追加してゲストにできるのに対し、Teams Connectで共有されたチャネルでは、複数の組織が単一のチャネルを共有して、全メンバーが各自のTeams環境からアクセスできるものとみられる。
Teams Connectでのチャネル共有は、複数の組織が特定のプロジェクトで協働するような状況に適すると思われる。一方のゲストアクセスは、外部の関係者がチャネルを超えて組織のデータや情報に幅広くアクセスする状況に適するようだ。
Microsoftは2日、Teamsが1対1のVoIPコールに対するエンドツーエンド暗号化(E2EE)に対応することも発表した。どのユーザーがE2EEを利用できるかの決定はIT部門が行うことになる。この機能は、2021年の上半期に法人顧客向けのプレビューが提供される予定だ。
Microsoftはまた、2月に「Teams Pro」という名称でリークされたTeamsのウェビナー機能についても、正式に発表した。Teamsユーザーは組織内外から最大1000人が参加するウェビナーを開催できるようになるという。
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