「チャットコマース」と「接客DX」のZealsが総額18億円を調達、株式上場の準備を開始
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「おもてなし革命」を掲げ、「チャットコマース」と「接客DX」を展開するZeals(ジールス)は4月1日、第三者割当増資および金融機関からの融資、コミットメントライン契約締結とを合わせて総額18億円の資金調達を発表した。引受先は、Zホールディングス傘下のZ Venture Capital、電通グループ、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND(博報堂DYグループのCVC博報堂DYベンチャーズが運営するファンド)、ジャフコ グループ。またジールスは、株式上場の準備を開始した。
今回調達した資金は、事業領域拡大に伴う投資および全職種における採用活動の強化、プロダクトの開発体制構築、マーケティング活動への投資などにあてる。
同社は、チャットボットの技術をマーケティングに生かした「チャットコマース」と、チャットボットをビデオ接客ツール・予約システムといった一連の接客サービスと連携させる「接客DX」を展開。これら事業は非接触・非対面でのコミュニケーションが求められる時代に、日本が世界に誇る「おもてなし」をデジタル化することであり、その挑戦を加速すべく資金調達を実施したという。
チャットコマースは、チャットボットと会話しながら商品が購入できるサービスで、導入先は約400社、エンドユーザーはのべ430万人、会話分析データ数は4億5000におよぶという(2021年3月現在)。資産化したデータを活用することで、ユーザーに寄り添ったコミュニケーションを可能とし、顧客のマーケティング戦略に貢献しているとした。
テクノロジーの力で新たな顧客体験と産業モデルの構築を目指す「接客DX」は、無人化や効率化を図るためのツールではなく、AIと人の統合ソリューションという。オンラインでも感動や温かみのある接客体験を実現することを可能とし、旅行業界や自動車業界への導入事例をはじめ、様々な業界から注目を集めているそうだ。
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