「Googleドキュメント」をクラッシュさせる奇妙なバグ、グーグルが修正
今回は「「Googleドキュメント」をクラッシュさせる奇妙なバグ、グーグルが修正」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Googleドキュメント」に特定の単語を連続して入力するとクラッシュするという一風変わった問題が報告されていたが、Googleはこれに対処したようだ。
この問題は、Googleドキュメントに「And. And. And. And. And.」と入力するだけでクラッシュが引き起こされるという奇妙なものだ。ソーシャルニュースサイトのHacker Newsで、テキスト解析時のどういったミスがこの種の問題を引き起こすのかという点について、言語学的な正書法に起因するという推測から、コーディング時の過ち、プログラミング言語上の問題ではないかとの憶測まで議論され、ソフトウェア開発者らを惑わせていた。
GoogleドキュメントのユーザーであるPat Needham氏は数日前、「Google Chrome」上のGoogleドキュメントで「And. And. And. And. And.」と入力するとこのアプリがクラッシュするという報告をGoogleのサポートページに投稿した。同氏が利用する3つのGoogleアカウント(個人用、「G Suite Basic」、仕事用)で問題を確認できたという。Hacker Newsのスレッドでは、「Firefox」でも同じ問題が発生したと報告しているユーザーもいる。
また、このアプリをクラッシュさせる単語が他にもないかを探ろうとする人も出てきた。つまり、ピリオドや空白を挟んで5回続けて入力するとクラッシュする単語だ。
同様のクラッシュを引き起こすと報告された単語には「Therefore」(従って)や「Anyway」(とにかく)、「But」(しかし)、「Who」(誰)、「Why」(なぜ)、「Besides」(その上)、「However」(しかし)、「Dearness」(親愛)、「Although」(しかし)、「Moreover」(さらに)がある。
Hacker NewsのユーザーJoshuaDavidは、クラッシュを引き起こす単語の検索を自動で実行することにしたようだ。
JoshuaDavidは、「辞書全体から500ワードずつ抜き出し、そのバッチごとに処理を実施して問題が引き起こされるかどうかを洗い出した後、バイナリーサーチで問題を引き起こす単語を特定した。Dの途中でうんざりしてやめた」としている。
「更新:気を取り直して続けてみた。『Firstly』(第1に)と『Secondly』(第2に)、『Thirdly』(第3に)、『Fourthly』(第4に)もこの問題を引き起こしたが、『Fifthly』(第5に)以降では問題が起こらなかった」(JoshuaDavid)
米ZDNetでは問題を再現できなかった。Googleは既に修正を完了しているようだ。Needham氏がこの問題を報告したおよそ2時間後、Googleはサポートページで問題を調査しているとユーザーに通知していた。米国時間5月6日時点で、問題の修正が完了し、間もなくすべてのユーザーに適用されると報告している。