関西電力送配電、送変電設備保全管理システムを再構築–日本IBMが支援
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関西電力送配電は、IBMの設備保全・統合資産管理ソリューション「IBM Maximo Application Suite」を採用し、2025年から稼働を開始する。日本IBMが8月30日に発表した。
これにより、関西電力送配電は送変電設備の保全や更新などの計画の高度化や必要な投資の確保、長期的な業務効率化を実現していく。日本IBMは送変電設備保全管理システムの再構築支援として、8月に基本設計を開始する。
Maximo Application Suiteは、統合されたクラウドベースの単一プラットフォームを提供し、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、アナリティクスを使用して企業資産のパフォーマンスを最適化したり、寿命を延長したり、運用上のダウンタイムとコストを削減したりする。
今回の導入で、資産管理、作業管理、契約管理など設備保全に不可欠な機能を網羅的に高度化・効率化し、設備保全に関するデータを分析・蓄積しながら、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための基盤を構築する。
日本IBMは、関西電力送配電が運用する現行の送変電設備保全管理システムを全面的に刷新し、各業務の工程のシンプル化や機能統一、現地作業のモバイル利用などにより、業務効率化や業務変革に迅速に対応できるように支援していく。
関西電力送配電は今後、設備高経年化のリスクへの対応、また料金改定や制度改定といった環境の変化にも柔軟かつ迅速に対応していく。さらに2023年度から開始される新たな託送料金制度(レベニューキャップ制度)の導入に向けた設備管理や保全計画の高度化も進める。