日立、大規模システム向けに2種類のマイクロサービス開発基盤を提供
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日立製作所は10月21日、法人組織の大規模システム向けとなるマイクロサービス開発基盤「Hitachi Microservices Platform」と「Justwareマイクロサービスフレームワーク」を11月1日から提供すると発表した。
Hitachi Microservices Platformは、同社グループの米GlobalLogicが用いるマイクロサービスフレームワークの「Microservices Accelerator」を日本市場向けに整備した上で、日立が国内サポートサービスと合せて提供する。
Microservices Acceleratorは、GlobalLogicが高速かつアジャイルなマイクロサービス開発のために実現したものといい、マイクロサービス間の通信処理や複数サービスの俯瞰的な管理処理などに必要なモジュールやセットアップツールで構成される。開発作業が逸脱しないための枠組みやノウハウを体系的に確立し、GlobalLogicが多くのグローバル企業のプロジェクトで適用しているという。
一方のJustwareマイクロサービスフレームワークは、日立が有するミッションクリティカルな大規模システム開発での開発品質の均質化と効率化のノウハウを基に実現したといい、ローコードの開発支援ツールやマイクロサービス開発の流れが分かるガイドを備える。上述のHitachi Microservices Platformをより使いやすくするフレームワークになるとしている。
同社は、Hitachi Microservices Platformを利用することで、システム開発における性能監視やセキュリティなど共通的な作り込みにかかる工数・手間を大幅に削減しつつ、アプリケーション固有のビジネスロジック開発に注力でき、迅速なプロジェクトを実現すると説明。統一インターフェースの採用で、サービスごとの通信方式や実行環境の違いを意識せずに開発でき、要件変更にも最小限の設定で対応可能とする。
今後は同社が受託するプロジェクトに適用し、システムを開発する企業にも幅広く提供する。同社のエンタープライズ向けアプリケーション実行基盤「uCosminexus Application Runtime」や関連サービスなどを組み合わせた導入コンサルティング、開発・実行環境の構築と運用までワンストップで支援するという。また、分散データ管理などの新機能を開発、拡充することにしている。
価格は、Hitachi Microservices Platformが年間36万円から、Justwareマイクロサービスフレームワークではランタイムライブラリーが同36万円から、開発ユーティリティーが開発端末当たり同1万7500円からとなっている。