生徒より教師の方が「ChatGPT」を利用している–米調査
今回は「生徒より教師の方が「ChatGPT」を利用している–米調査」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
文章作成やコーディングを含む「ChatGPT」の高度な技術的能力は、教育制度の将来にとって重大な懸念事項となっている。ChatGPTはアクセスも容易であるため、生徒の間でカンニングが横行するのではないかと人々は懸念している。
ある調査によると、意外にも生徒より教師の方がChatGPTをよく利用しているという。
ウォルトンファミリー財団の調査によると、約1000人のK-12(幼稚園から高校3年生まで)教師の51%が、一般公開からわずか2カ月以内にChatGPTを使ったことがあると回答し、40%は週1回以上使っているという。
一方、1000人の12~17歳の生徒のうち、ChatGPTを学業に使ったことがあると回答したの3分の1にすぎなかった。
教師には、日常的に創造的な思考が求められる。教室での授業計画や座席の配置などはすべて教師のビジョンが具現化されたものだ。
ChatGPTは、そうした創造的思考を刺激するのに役立つ優れたツールだ。
調査によると、教師の10人に3人は、授業の計画を立てたり、授業に関する創造的なアイデアを考え出したり、授業の背景知識を蓄積したりするのにChatGPTを使っているという。
ChatGPTを使えば、アイデアのブレインストーミングをしたり、入力プロンプトに基づいてキュレートされた提案を得たりできる。ChatGPTの支援は授業だけでなく、エクササイズ、夕食のレシピ、夜のデートなど、日常的なアイデアを考えるときにも役立つ。
教師の4分の3は、ChatGPTが自身の教師としての成長に役立つとした。3分の2は、人々がChatGPTを教育と学習に組み込む適切な方法を見いだすのに時間を費やす方がいいと回答した。
これらの結果は、以前の教育関係者の反応とは対照的だ。例えば1月、ニューヨーク市教育局は、管轄する学校の端末やネットワークからのChatGPTへのアクセスを制限した。