Coltの水谷CMOが語る、AIを活用したマーケティング施策とは
今回は「Coltの水谷CMOが語る、AIを活用したマーケティング施策とは」についてご紹介します。
関連ワード (ITインフラ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Coltテクノロジーサービスは4月4日、英Colt Technology Servicesで最高マーケティング責任者(CMO)を務める水谷安孝氏の来日に伴い、「CMO Vision 2023」と題した報道説明会を開催した。
水谷氏は日本法人ではなく英国本社のCMOという立場にあり、このこと自体が日本人としてはあまり例がない上に、英誌Data Economyの「世界で最も影響力のあるマーケター50人」にも選ばれている。現在さまざまな分野で大きな注目を集めている人工知能(AI)のかつ活用にいち早く取り組み、マーケティング分野で成果を上げた点が評価されたという。
また、英ケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネススクールのExecutive MBAコースにゲストスピーカーとして登壇する予定。マーケティングや顧客体験の領域におけるAI活用を解説するほか、対話型AI「ChatGPT」をはじめとする生成AIの台頭で法人向け(BtoB)マーケティングはどのように変化していくかを講演する予定。
水谷氏はまず、同社のグローバル戦略について「情報通信の影響力を肌で感じている」と語った。社会を支えるインフラの中でも重要度は高まっており、通信障害が重大な出来事として大きく取り上げられるようになっている。同社は広帯域ネットワークや通信サービスを提供する事業者の立場から、「こうした世の中の流れを“存在意義”や“ミッションステートメント”に反映すべきではないか」と考え、2023年1月にブランドを刷新。「デジタルの持つ力を融合しグローバルなデジタルインフラを活用したソリューションをお客さまに届ける」と企業の目的を再定義した。
なお、「デジタルの持つ力を融合」という部分にはセキュリティも含まれており、グローバル共通のデジタルインフラを構築することで顧客提供価値が高まると考えているという。その上で、同社は「お客さまとのサステナブルなビジネス成長を実現する」を掲げ、具体的な手段などに落とし込んでいる。
「単純に今日や今月が良ければいいというのではなく、長期的に見てお客さまのビジネスが成功・成長していく必要がある」(水谷氏)とし、自社の利益だけを考えたビジネスモデルは成り立たなくなっているとの認識を示した。さらに、シンプル化や自動化の領域については、「全て人の手によってしか実現されない」という考えを大前提とし、「何をどのように自動化するのか、それがお客さまにどう影響するのか、これは人でなければ考えられないことだ」と指摘した。