グーグルとiCAD、AIを使った乳がん検査で協業を拡大

今回は「グーグルとiCAD、AIを使った乳がん検査で協業を拡大」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 世界的な医療機器メーカーであるiCADは米国時間8月14日、Google Healthとの当初の契約を修正し、規制当局の承認が下りてから20年間、Googleの人工知能(AI)技術を同社の2Dマンモグラフィソリューションである「ProFound Breast Health」スイートに組み込めることになったと発表した。

 同社の製品「ProFound AI for 2D Mammography」は、AIを使用してマンモグラフィ画像を解析し、放射線科医にがんが疑われる部分を知らせるがん検出ソリューションだ。

 このソリューションは、ほとんどの国で導入されている、マンモグラフィ画像を2人の放射線科医で確認する二重読影のワークフローを最適化するのに役立つ。

 Googleは、2022年11月にiCADと戦略的開発・商業化契約を結んでいたが、今回の修正によって、協力関係がさらに拡大することになる。

 iCADの最高経営責任者(CEO)Dana Brown氏は、「GoogleのAI技術と当社の最先端AIソリューションであるProFound Breast Healthスイートを組み合わせることで、当社の技術が強化され、世界中の何百万人もの女性や医療関係者がこの技術にアクセスできるようになる」と述べた。

 iCADは発表の中で、2020年に6人の放射線科医を対象として実施された独立した調査に触れ、「GoogleのマンモグラフィAIシステムの成績は人間のすべての読影者を上回った」とした。

 同調査では、AIシステムを二重読影の作業に参加させたシミュレーションが行われ、その結果、2人目の読影者のワークロードが88%削減された。

 米ZDNETが以前報じたように、8万人の女性を対象として実施された過去のランダム化比較試験では、AIによるスクリーニングと放射線科医による二重読影の両方が、偽陽性とがん発見の両方でほぼ同等の結果を出している。

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