ハンシン建設、情報システム部門のノンコア業務を削減
今回は「ハンシン建設、情報システム部門のノンコア業務を削減」についてご紹介します。
関連ワード (運用管理等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
阪急阪神東宝グループの総合建設業であるハンシン建設は、ITデバイス&SaaSの統合管理クラウド「ジョーシス」を導入し、情報システム部門のノンコア業務を削減している。マクニカが2月27日に発表した。
ハンシン建設では、一部の従業員が複数台のPCとスマートフォン、業務によってはタブレットを支給されており、従業員数の倍以上である総計850台のITデバイスを利用している。導入しているアプリケーションも多岐にわたるという。
これまでは「Excel」で作成した台帳と管理画面で管理していたが、複数の台帳管理は手間がかかり、利用実態を十分に把握できていなかったという。アカウント管理においてもノンコア業務であるにもかかわらず多くの時間が割かれ、大きな負荷がかかっていた。
ジョーシスはSaaSアカウントやITデバイスを統合管理するサービス。従業員が利用しているSaaSやITデバイスを可視化し、利用状況や利用料金などをまとめて把握できる。また、入退職に伴うアカウントの新規発行や削除、ITデバイスの購入から廃棄まで、情報資産のライフサイクルを一元管理できる。情報システム部門のアナログ業務を自動化し、シャドーITや削除漏れアカウントの検知によってセキュリティも強化する。
具体的な導入効果としては、ハンシン建設のIT資産の統合管理が実現し、アプリケーションのライセンスの適切な割り当てが可能になった。シャドーITや削除漏れのアカウントを検知し、アラートが出されるため、セキュリティの向上につながった。さらに情報システム部門では、これまでノンコア業務に多くの時間を割いていたが、ジョーシスの本格稼働後は3分の1程度の削減が期待できるという。
ハンシン建設ではジョーシスについて、IT資産を簡便に統合管理できることや、少人数でシステム管理を担っている企業にマッチしたサービスという点を高く評価した。また退職者アカウントの自動検知機能や、分かりやすい操作画面、情報の参照権限を個別に設定できる点なども採用のポイントになった。