NEC、プライマリーストレージに新型投入–統合管理対応と高性能化
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NECは5月17日、ハイエンドプライマリーストレージ「iStorage Vシリーズ」の新機種となる「iStorage V310」「iStorage V110」を発表した。統合運用管理への対応と高性能化および高機能化を図っており、31日に出荷を開始する。
iStorage Vシリーズは、仮想デスクトップ環境(VDI)やAIなど高負荷処理向けのストレージで、2つの新機種は、現行の「iStorage V300」「iStorage V100」の後継モデルとなる。
運用管理は、V300/V100ではストレージ1台ごとに専用の管理サーバーが必要だったものの、V310/V110ではストレージ管理ツール「HA Storage Manager Embedded」を用いて統合的に行える。HA Storage Manager Embeddedは、直感的な操作性のユーザーインターフェースを採用し、高い応答性も備える。一部機能はコマンドラインベースでも操作可能。なお、旧モデルも利用する場合は、統合運用管理の専用サーバーを用いることになるという。
高性能化と高機能化については、NVMe SSDドライブとのインターフェースをV300/V100のPCIe 3.0からV310/V110ではPCIe 4.0に刷新し、NVMe SSD単体の1ポート当たりのスループット理論値を毎秒約3GBから同6GBへ約2倍に向上させた。
また、データバックアップでのスナップショット方式にRedirect on Write(RoW)方式を採用しており、ストレージへの負荷を軽減しているほか、RAIDで「Advanced Dynamic Provisioning」(ADP)方式を追加し、初期コストの適正化とスペアドライブの有効活用を支援する。
最小構成(本体およびSSDドライブ3台、32GBファイバチャネル8ポート、標準搭載ソフトウェア)での製品価格は、V110が857万2000円から、V310が1509万2000円からとなっている。