「Windows 11」向け「メモ帳」、AIによるリライト機能が先行公開に
今回は「「Windows 11」向け「メモ帳」、AIによるリライト機能が先行公開に」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「Windows 11」のテキストエディットアプリ「メモ帳」に、新たなオプション「Rewrite」が加わった。現時点では「Windows Insider Program」参加者限定で提供されており、Microsoftでは、人工知能(AI)の助けを借りてテキストのブラッシュアップができる機能だとうたっている。AIモデルの「GPT」を用いて、Rewriteは文の修正やトーンの調整、およびテキストの長さの変更を行えると、Microsoftは説明している。
このRewriteを試すには、Windows 11に「Canary」または「Dev」チャネルの最新版ビルドが必要になる。Windows Insider Programにすでに登録済みで、これらのビルドのどちらかを採用しているなら、「設定」に進んで「Windows Update」を選択し、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックすればいい。
また、メモ帳も最新バージョンにする必要がある。こちらについては「Microsoft Store」アプリを開き、「ダウンロード」アイコンをクリックしてから、インストール済みのアプリすべてについて更新を行うと良いだろう。
さらに、Windows Insider Programに登録されているMicrosoftアカウントでWindowsにサインインする必要もある。Microsoftによると、Rewriteはクラウドベースのサービスで、認証と、コンテンツ生成に必要なAIクレジットへのアクセスが必須となるとのことだ。
MicrosoftがRewriteユーザーに付与するAIクレジットは、いくつかの条件に応じて異なる。
米国、英国、カナダ、フランス、イタリア、ドイツのユーザーについては50クレジットが対象となるすべてのWindows 11ユーザーに付与される。一方、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、台湾、タイでは、「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」および「Copilot Pro」のサブスクリプションユーザーに、メモ帳でRewriteを使うためのクレジットが与えられる。Microsoft 365 PersonalとMicrosoft 365 Familyのユーザーの場合は、毎月60クレジットが提供される。
一方、Copilot Proユーザーについては「AI機能の広範な利用」ができる恩恵が与えられると書かれている。これはどうやら、無制限で利用が可能という意味のようだ。AIクレジットは、メモ帳だけでなく、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「OneNote」「Forms」「Designer」「フォト」「ペイント」など、他のMicrosoftの製品でも使うことができる。
当初割り当てられる月々のAIクレジットを使い切った場合は、追加で購入できるが、これは「Microsoft 365」やCopilot Proへのサブスクライブユーザーに限定される。そうでない場合は、毎月の月初にAIクレジットが自動的に補給される。
Rewrite機能は今のところ、Windows 11のInsider向けビルドのうちDevおよびCanaryチャネルに限定で提供されている。標準バージョンのメモ帳にRewriteオプションが現れるまでには、少なくとも後数カ月待つことになるとみられる。