「IBM地域DXセンター」が設立–テクノロジーの活用と共創でシステム開発を変革
今回は「「IBM地域DXセンター」が設立–テクノロジーの活用と共創でシステム開発を変革」についてご紹介します。
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日本IBMは「IBM地域DXセンター」を設立した。先進的なテクノロジーや手法を活用してシステム開発と運用を高度化し、顧客や協力会社との共創モデルへの変革を推進する。
同センターの前身は日本アイ・ビー・エムデジタルサービス(IJDS)の開発拠点「イノベーション開発センター」で、今後体制や人員を拡充する。北海道札幌市と沖縄県那覇市にあるセンターの人員を拡大し、3月には宮城県仙台市にセンターを新設、さらに九州などへ展開する計画。これにより、IJDSと地域の協力会社を合わせた人材を2024年までに2500人規模に拡大する。
日本IBMとIJDSは、これまでアプリケーション開発に加え、プロジェクト管理を含めたシステム開発のライフサイクル全体に人工知能(AI)や自動化を取り入れた次世代超高速開発を推進してきた。また、リモートで開発の手法「Dynamic Delivery」やAIを用いたプロジェクトマネジメントを可能にする「Cognitive PMO」の活用、バーチャルでのガレージセッションの実施など、全国どこからでも開発プロジェクトにエンドツーエンドで参加できるようにしている。
そして今回のIBM地域DXセンターの拡充により、地域のメンバーが専門性を生かして、リモートで全国の顧客のプロジェクトで共創し、先進技術を習得する機会をさらに推進していく。
地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)人材を育成するため、地域の教育機関と連携してDXの基礎から実践に必要なスキルなどをIJDSの実務担当者とのディスカッションを通じて学ぶ機会を提供する「地域共創DXワークショップ」も展開する計画。まず2月から北海道情報大学で実施し、社会人のリスキリングを支援する社会貢献プログラム「SkillsBuild」では就業の機会を提供する。障がい者向けインターンシッププログラム「Access Blue」でも職場体験を提供する。