世界最大級の暗号資産取引所Binanceのチャンポン・ジャオCEO、規制とアフリカでの活動について語る

今回は「世界最大級の暗号資産取引所Binanceのチャンポン・ジャオCEO、規制とアフリカでの活動について語る」についてご紹介します。

関連ワード (十分、取引所、携帯電話等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


「CZ」ことChangpeng Zhao(チャンポン・ジャオ)氏は2017年にBinance(バイナンス)を立ち上げたが、一部の情報によると同社はわずか180日で世界最大の暗号資産取引所へと成長した。

Wall Street Journal(ウォールストリート・ジャーナル)によると、Binanceの1日の取引額は760億ドル(約8兆6331億円)で、これはライバル4社の合計額を上回るものである。

2021年上半期、Binanceはアフリカと中東から1億5100万回、ナイジェリアから1100万回のクリックを集めたとWSJは伝えている。Chainalysis(チェイナリシス)によると、2020年7月から2021年6月までに1056億ドル(約12兆円)相当の暗号資産がアフリカ内で取引されており、アフリカにおける暗号取引の活発さがうかがえる。

額面としては1200%以上の成長を遂げているにもかかわらず、この期間に取引された世界中の暗号のうちアフリカはまだ2%しか占めていない。暗号資産、ブロックチェーン、分散型金融がアフリカ大陸で定着しつつある中、Binanceはこれらの活動を推進するリーダーになりたいと考えている。

しかしそれを実現するためには、アフリカ大陸で直面するであろう規制上の課題を考慮する必要がある。ナイジェリアとケニアという特に暗号が盛んな2つの国で、暗号活動が禁止されてしまったからだ。

米国、中国、英国、日本、マレーシア、タイ、EUの規制当局は、近年の無秩序な成長に懸念を抱いており、同社はすでに打撃を受けている。

今回のTechCrunchとのインタビューで、ジャオ氏は、アフリカでの暗号の使用と導入、Binanceの活動、規制に対する同社のスタンスなどについて語ってくれた。

このインタビューはわかりやすくするために編集されている。

TechCrunch:暗号は複数の政府が規制しようとしている産業の1つです。これについてどう思われますか?暗号は規制されるべきでしょうか?

ジャオ氏:規制は暗号産業にとって不可欠であり、この分野に関心を持つ消費者や機関との信頼関係を構築する上で大きな役割を果たします。結局のところ、暗号の大量導入を実現するためには適切な規制が必要不可欠です。私たちは現地の規制当局と積極的に協力し、ユーザーの利益と保護という共通の目的に向かって業界を導くことで、健全な形でこれを促進できると信じています。

当社の考えでは、10%、20%、80%、99%の(暗号)採用を目指すために規制当局が入って来るのは良いことだと思っています。しかし規制が暗号の成長を妨げるのではなく、補完することも同様に重要です。全体的に見て、効果的な規制は消費者を保護すると同時に成長とイノベーションを刺激しますが、一方で、不適切な規制政策は成長を阻害し、時代遅れで効果のないプロセスや制度を保護します。

世界最大の取引所であるBinanceは、なぜ米国やヨーロッパ、中国で多くの規制問題を抱えているのでしょうか?また、それらに対処するためにどのような措置をとっていますか?

どの暗号資産取引所も世界中の規制当局と密接に連携していると思います。業界のリーダーとして、多くの人がこの業界の代名詞のようにしてBinanceを見ています。模範となり、規制当局と連携して共通の目標を前進させる機会を得たという事実を、私たちは軽視することはありません。

私たちが最大の暗号化取引所であるのは、ユーザーが私たちを信頼してくれているからです。ユーザーを守るためのあらゆる決断と行動によって、その信頼を私たちは獲得してきました。私たちは、世界中の業界や規制当局とベストプラクティスを共有したいと考えています。それがより健全な業界の形成につながると信じています。

各国の規制ガイドラインへの対応の一環として、FATF(金融活動作業部会)の定める国際規制「トラベルルール」に対応するためのShyft NetworkのVeriscopeや、ユーザーが個人の納税義務を迅速に果たせるようにするためのTax Reporting Tool APIなどの新製品を発表しました。

また「Futures Leverage for New Accounts」を更新し、複数の市場でアクセスを制限したり、プラットフォーム全体でKYC(顧客確認)の義務化を開始したりするなど、既存のサービスを見直しました。また最近、コンプライアンスに精通したトップクラスの人材を数名採用しました。

私たちは最近、リーダーシップの一例として、標準的なKYC/AML(アンチマネーロンダリング)処置に加えて、業界のプレイヤーの長期的活動を推進し始め、創業者トークンのロック解除のスケジュールを、2~4年から8~10年に延長するよう働きかけています。どこかの規制当局に求められたわけでないのですが、これが業界の健全化につながると信じています。私たちは、ユーザーを保護する方法を常に模索しているのです。

政府はこの取り組みを正しく行っていると思いますか?また、政府はこの新産業についての知識を持ち、その優位性に磨きをかけることができているでしょうか。

ここには絶対的な正解や間違いといったものはなく、キャリブレーションとバランスが重要になります。暗号だけでなく、暗号への規制も新しい概念であり、多くの政府がこの分野をより明確にしようと試みています。

規制当局は、消費者を保護すると同時にイノベーションを促進するという同じミッションを私たちと共有しています。規制当局が業界との最も効果的な関わり方を模索する中、当社は全世界で100%のコンプライアンスを実現することを約束し、すべてのチームがこの実現に向けて休むことなく取り組んでいます。

暗号資産の導入と発展は、自動車のそれと多くの類似点があります。自動車が発明された当初は、道路交通法も信号機も、シートベルトさえもありませんでした。車が道路を走りながら法律やガイドラインが作られていったのです。今日、私たちが当たり前のように使っている枠組みや法律があるからこそ、この強力なテクノロジーが広く安全に使われることができるのです。

暗号は誰もがアクセスできるという点で似ていますが、誤用や悪質な行為を防ぐためにはフレームワークが必要です。業界の継続的な成長のためには、最初の基準を明確にして構築することが重要です。Binanceはそこに積極的に貢献していきたいと考えています。

暗号の規制が懸念されているアフリカに対してBinanceが強気に出ているのはなぜでしょうか。

アフリカ大陸は、暗号資産の導入と発展のためのユニークなチャンスを秘めているため、私たちは常にアフリカに強気で臨んでいます。暗号は国境を越えた支払いや送金(アフリカ国内や国外への送金)、通貨の切り下げなどの問題を解決してくれます。

多くのアフリカ諸国は高い失業率に悩まされていますが、暗号とブロックチェーンは、この若く優秀な大陸に革新的な雇用機会を提供し、アフリカの人々の経済的自由の獲得をサポートしています。

Binanceがローンチしたその初日からアフリカのユーザーが存在しましたし、実際に彼らは比較的アクティブでした。私がウガンダ、トーゴ、ナイジェリア、そしてエチオピアを訪問したのは2018年の初めだったと思いますが、市場のことを少しでも知っておこうと思ってアフリカを少し回りました。そのあとすぐにBinance Ugandaを開設して、これが最初のフィアットゲートウェイになりました。

アフリカでの利用で特に興味深いのは、多くの人は伝統的な金融サービスにアクセスできないため、銀行口座を持つ人の数がかなり少ないということです。しかしだからこそ、暗号が魅力的なのです。

確かに魅力的ですが、アフリカの中央銀行がここ数カ月間、暗号ユーザーを標的にして、銀行が取引を促進するのを禁止しているのはそのためかもしれません。米国や中国などと同様に、彼らが代わりにBinanceを狙い始めたらどうなるでしょうか?

Binanceは規制を歓迎していますし、規制当局や政府と協力してこの新興産業をナビゲートするアプローチをとっており、コンプライアンス義務を重じています。変化し続けるこの分野の政策、規則、法律を積極的に把握するよう常に取り組んでいます。

関連記事:ナイジェリアが中国の足跡を追ってデジタル通貨を試験的に導入

このように、Binanceは規制当局を支援し、公正な競争条件を設定するための最適な方法を見つけたいと考えています。消費者保護は私たち全員にとって重要なことです。私たちは組織として飛躍的に成長してきましたが、規制当局の要請に応じて、特定のプロセスやプロトコルの更新を行っています。

Binanceやその他の暗号プラットフォームが世界中で政府の規制を受けた場合、暗号の採用や成長は鈍化すると思いますか?

いいえ、そうとは思いません。スマートな規制はイノベーションを促進し、ユーザーの安全を守ります。また、規制とイノベーションは相反するものではないということを理解するのも重要です。暗号ユーザーは、NFT、ステーブルコイン、ステーキング、イールドファーミングなどの新しいテクノロジーや手法に安全にアクセスする権利があるのです。

これについては先日発表した「10 Fundamental Rights for Crypto Users(暗号ユーザーの10の基本的権利)」で触れています。暗号の規制は避けられませんが、ユーザーには、自分が選択したブロックチェーンプラットフォームで業界をどのように進化させるべきか、声を共有する権利があります。

アフリカでの暗号化導入を後押ししているものは何だと思いますか?

さまざまな要素が重なり合っているのだと思います。アフリカは独特の課題を抱えたユニークな大陸です。例えばアフリカの多くの国は、常に通貨の切り下げに悩まされているため、ユーザーは切り下げに対する防衛や価値の保存として、暗号やステーブルコインを使用する傾向があります。

送金や海外送金、決済など、国を越えた支払いはかなり困難ですが、暗号はこれを簡単にしてくれます。

アフリカの多くの人々は、富の創出と経済的自由を求めて暗号を始めます。東南アジアやラテンアメリカと同じく、何百万人もの人々が貧困ラインの下で暮らしています。そのため、富を生み出すための革新的で非伝統的な方法を求める人が増えるというのは自然なことです。

アフリカの総人口のうち、銀行口座を持っているのはわずか11%という報告もあります。銀行口座を持たない人の多くは、銀行を通さずに携帯電話を銀行として利用し、直接暗号にアクセスしているのです。

数字つながりの話ですが、最近のWSJの記事によると2021年上半期、ナイジェリアではBinanceに1100万回のクリックがあったそうです。これはアフリカ大陸におけるBinanceユーザーの数ですか?

ウォールストリート・ジャーナルは当社のシステムやユーザー情報へのアクセス権を持っておらず、第三者が提供した推測に基づく統計データを引用しています。外部の第三者が行った推測に基づく分析について、当社はコメントできません。

より多くのアフリカ人がこれまで以上にP2Pを利用するようになった今、Binanceはどのようにしてアフリカのユーザーがプラットフォーム上で暗号資産を安全に取引していることを確認しているのでしょうか?

アフリカの人々が確実に十分な教育を受け、守られていると確信を持てるようにするため、弊社にとってこれは大きなフォーカスになっています。

特にBinanceのP2Pでは、ユーザーの保護と安全が最優先されます。8月時点で40万人以上のアフリカ人を対象に、ユーザー保護からブロックチェーンでのキャリア構築まで、さまざまなテーマで無料の暗号クラスを提供しました。

最近では暗号エスクローサービスなどの新しいリスク管理手段を導入し、またユーザー保護を強化するためにグローバルKYC要件を拡充し、悪質な業者によるシステムの悪用を防ぐために新しいP2P機能を実装しました。

アフリカなどの新興国にとって、暗号資産やブロックチェーンにはどのような変革の可能性があるのでしょうか?

可能性は無限にあり、新興国ではそれがさらに顕著になります。新しい金融インフラ、システム、プロセスが構築され、人々の生活を変え、経済的自由の可能性を生み出します。

また個人的には、GameFi、Sports Fan Tokens、NFTなど、最近主流になっているイノベーションにも大きな可能性を感じています。これらが非常に大きな変革をもたらすことができるのではないでしょうか。

画像クレジット:Binance team


【原文】

Changpeng “CZ” Zhao launched Binance in 2017 and, according to some sources, the company grew into the world’s largest cryptocurrency exchange in the world in 180 days .

The Wall Street Journal recently reported that Binance’s daily transactions stood at $76 billion, a volume worth more than its four nearest rivals combined.

In the first half of 2021, Binance attracted 151 million clicks from Africa and the Middle East and 11 million from Nigeria, according to the WSJ. These numbers highlight the general activity of crypto trading in Africa, where $105.6 billion worth of cryptocurrency was transacted from July 2020 to June 2021, according to Chainalysis .

Despite growing over 1,200% by value, Africa still accounts for only 2% of the global value of crypto transacted in this period. With cryptocurrency, blockchain and decentralized finance gaining ground on the continent, Binance wants to be the leader in driving these activities .

However , for that to happen, the company will need to consider the regulatory challenges it might face on the continent, where crypto activities have been barred in two of the most prominent crypto-heavy countries, Nigeria and Kenya .

It is already taking several hits from regulators in the U.S., China, the U.K., Japan, Malaysia, Thailand, and the E.U., which are now concerned about its unregulated and unstifled growth in recent years.

In this interview with TechCrunch, Zhao discussed crypto usage and adoption in Africa, Binance activities and the company’s stance on regulation . 

(This transcript has been edited for clarity and length.)

TechCrunch: Crypto is one industry several governments are trying to regulate. What’s your take? Should crypto be regulated?

Zhao: Regulation is essential for the crypto industry and will go a long way towards building trust with consumers and institutions interested in the space . Ultimately , it takes proper regulation to realize crypto mass adoption, and we believe in facilitating this in a healthy way through proactively collaborating with local regulators and leading the industry to a common destination: benefit and protect users .

Our view is that it’s great for the regulators to be coming in order to get to 10%, 20%, 80%, 99% [crypto] adoption. However , it’s just as crucial for regulation to complement instead of hinder crypto’s growth. Overall , effective regulations safeguard consumers while stimulating growth and innovation, while poorly crafted regulatory policy stifles growth and protects dated, ineffective processes and institutions .

As the largest exchange globally, why is Binance having so many regulatory issues in the U.S., Europe and China? And what steps is the company taking to address them?

I believe every cryptocurrency exchange is working closely with regulators all around the world. As industry leaders, many people see the industry and see Binance. We don’t take that lightly, as we have the opportunity to lead by example and partner with regulators to move shared objectives forward.

We are the largest crypto exchange because users trust us. We earned that trust through many decisions and actions that protected users. We want to share our best practices with the industry and regulators all around the world. We believe this will help shape a healthier industry.

As part of efforts to meet compliance with all local regulation guidelines, we’ve recently launched new products — such as Shyft Network’s Veriscope to support FATF Travel Rule Compliance and our Tax Reporting Tool API so users can quickly meet their personal tax obligations.

We have also reviewed our existing services, including updating Futures Leverage for New Accounts and restricting access to it in a number of markets and initiating a mandatory KYC [know your customer] requirement across the platform . We’ve also recently hired several top-tier talents with a strong background in compliance.

As an example in leadership, we recently began a push for industry players to be long-term driven, in addition to the standard KYC/AML [anti-money laundering] procedures. We are pushing for longer unlocking schedules for founder tokens, from 2-4 years to 8-10 years. This is something that no regulators have asked for, but we believe it will help the industry become healthier. We are always looking for ways to protect users.

Would you say governments are going about it correctly? And are they knowledgeable about the budding industry and how to hone its advantage?

There is no absolute right or wrong here. It’s a matter of calibration and balance. Crypto and even the regulation of crypto are such new concepts, and many governments are trying to get more clarity about the space.

Regulators share the same mission with us — protecting consumers while encouraging innovation. As regulators work to find the most effective way to engage with the industry, we are committed to 100% compliance globally, and all our teams have been working nonstop to achieve this .

The adoption and development of crypto has many parallels with that of the car. When the car was first invented, there weren’t any traffic laws, traffic lights or even safety belts. Laws and guidelines were developed along the way as the cars were running on the road. These are frameworks and laws we take for granted today that allow this powerful technology to be used widely and safely .

Crypto is similar because it can be accessible for everyone, but frameworks are required to prevent misuse and bad actors. Clarifying and building the first set of standards is critical for the industry’s continued growth. And Binance wants to be a positive contributor.

Why is Binance bullish on Africa, where crypto regulations are increasingly becoming worrying?

The African continent holds some unique opportunities for cryptocurrency adoption and development and so, we’ve always been bullish in Africa . Crypto is solving the issues of cross-border payments and remittances (sending money within Africa and beyond), currency devaluation, etc .

Many African countries have suffered from high unemployment rates, and crypto and blockchain have provided innovative job opportunities for a young and brilliant continent, bringing Africans closer to financial freedom . 

Even from the first day when Binance launched, we had users from Africa, and they were actually relatively active. And so, I think it was early 2018 that I visited Uganda, Togo, Nigeria at the same time — and also Ethiopia. So, I had a little tour around Africa just to learn a little bit more about the market, and soon after that, we opened Binance Uganda, which was our first fiat gateway .

What is particularly interesting about African usage is that the number of people having bank accounts is quite low due to a lack of access to traditional financial services . However, this is why crypto is so attractive.

Yes, it is attractive, and maybe that’s why African central banks have targeted crypto users in recent months and barred banks from facilitating transactions . What happens when they start coming for Binance instead, similar to the U.S., China and other countries?

Binance welcomes regulation and takes a collaborative approach in working with regulators and governments in navigating this emerging industry, and we take our compliance obligations very seriously . We are actively keeping abreast of changing policies, rules and laws in this space.

As such, Binance is ready to assist regulators and find the optimal way to set a fair playing field — consumer protection is important to all of us . We’ve grown exponentially as an organization and there are certain processes and protocol updates that we are still working through at the request of regulators .

Do you think crypto adoption and growth will slow down if Binance and other crypto platforms are subjected to government regulations worldwide?

No, I don’t. Smart regulation encourages innovation and helps keep users safe. It’s also important to understand that regulation and innovation are not mutually exclusive. Crypto users deserve safe access to emerging technologies and practices, including NFTs, stablecoins, staking, yield-farming and more.

We touched on this in our recently released 10 Fundamental Rights for Crypto Users.  Crypto regulation is inevitable. But users have the right to share their voice on how the industry should evolve with their blockchain platform of choice.

What do you think is fueling crypto adoption in Africa?

I think it’s always a combination of many things. Africa is a unique continent with unique challenges. For example, several African countries are plagued with constant currency devaluation, and so users are more likely to use crypto and stablecoins as a hedge against devaluation and as a store of value .

Making payments — whether it is remittances, cross-border transfers or settlements — is also pretty difficult across country lines, and crypto simplifies this .

Many Africans look to crypto for wealth creation and financial freedom. Much like Southeast Asia and Latin America, millions of people live below the poverty line. So it’s natural that more people look for innovative, non-traditional ways to create wealth .

Some reports say only 11% of the population in Africa have bank accounts. Many of the non-banked are skipping banks and coming directly to crypto, using a mobile phone as their bank.

Talking about numbers, a recent WSJ article said Nigeria had 11 million clicks in H1 2021 on Binance. Is that the number of Binance users on the continent?

The Wall Street Journal cited stats provided by a third party based on speculation, as they do not have access to our systems nor any user information. We can’t comment on speculative analysis conducted by external third parties.

As more Africans use P2P more than ever before, how is Binance making sure users are safely trading cryptocurrencies in Africa on its platform?

These have been our focuses in Africa as we remain committed to ensuring that Africans are well educated and protected.

With Binance P2P in particular, user protection and safety are paramount.  As of August, we had provided free crypto classes to over 400,000 Africans on topics ranging from user protection to building a career in blockchain .

The team recently implemented new risk management measures, including a crypto escrow service. We have also recently expanded our global KYC requirements to enhance user protection and  implement new P2P features to prevent bad actors from exploiting the system .

What potentials do cryptocurrencies and blockchain hold that’ll be transformative for emerging economies such as Africa ?

Honestly , the potential is endless, and in emerging economies, this is even more true. New financial infrastructure, systems and processes are being created — transforming lives and creating the potential for financial freedom .

I also personally see huge potential in recent innovations propelled into the mainstream — GameFi, Sports Fan Tokens, NFTs, etc. I think these can be very transformative .

(文:Tage Kene-Okafor、翻訳:Dragonfly)

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