NFTマーケットのOpenSea、フィッシング攻撃の被害額は約2億円以上
今回は「NFTマーケットのOpenSea、フィッシング攻撃の被害額は約2億円以上」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
OpenSeaは米国時間2月21日、19日のフィッシング攻撃の影響を受けたOpenSeaのユーザーは17人だったことを明らかにした。この攻撃で254件のNFT(非代替性トークン)が盗まれ、被害総額は170万ドル(約2億円)以上と報じられていた。
NFTは、デジタル資産の所有権を証明する手段だ。デジタルアートに紐づけられたNFTは、多数の著名人がこのトレンドに飛びついたことを受けて、ここ数カ月で人気が高まっている。
19日の約3時間の間に、攻撃者(単独犯かグループかは不明)は、NFTの売買を可能にするコードベースを悪用し、OpenSeaユーザーからNFTを盗んだ。
OpenSeaは20日夜、最後にアクティビティーが発生したのは15時間前で、現在は攻撃が行われていないようだとツイートした。最高技術責任者(CTO)のNadav Hollander氏は、フィッシング攻撃の詳しい技術的概要も公開した。
フィッシング攻撃は通常、実在する企業になりすまして、悪質なリンクを含む電子メールを送信することによって行われる。OpenSeaのユーザーがこのフィッシング詐欺に、具体的にどのようにして騙されたのかは不明だ。Hollander氏は、「攻撃はOpenSeaの外部から仕掛けられたようだ」とツイートしている。
NFTを保存するデジタルウォレットは所有者の身元を隠すことができるが、ブロックチェーン上のデジタル資産の取引は一般的に公開されている。そのため、技術的知識がある人なら誰でも、ウォレットからウォレットへのNFTの動きを追跡できる。
最高経営責任者(CEO)のDevin Finzer氏は19日、攻撃者は盗んだNFTの一部を売却したことにより170万ドル相当のイーサリアムをウォレットに保有しているとツイートした。またNFTの一部は返却されたという。