「メタバースコンティニュアム」が到来する世界で企業はいかに戦うか–アクセンチュア

今回は「「メタバースコンティニュアム」が到来する世界で企業はいかに戦うか–アクセンチュア」についてご紹介します。

関連ワード (企業が取り組むべき「デジタルニューノーマル」、経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2022年は、Accentureが「メタバースコンティニュアム」(Metaverse Continuum)と称するものが到来し、ビジネスとテクノロジーの世界にとって大きな転換期になりそうだ。この新しい環境で成功するには、新技術を習得したり、イノベーションを受け入れたりするだけでは不十分だと同社は述べている。

 同社はレポート「Technology Vision 2022」(テクノロジービジョン 2022)で、「真に競争的なビジョンが必要になる」と述べており、企業は「現在のやり方に別れを告げ、未来に確固とした根を下ろす」ことで豊富なチャンスを見出せるとしている。

 Accentureの年次レポートTechnology Visionは、長年新しいテクノロジートレンドを見極めてきた。2022年は重要な変化の兆しがあるため、さらに将来を見据えたレポートとなっている。同社はメタバースコンティニュアム、すなわち「今後10年間に、人々の生活や企業に革命を引き起こそうとしている、デジタルによって強化された多様な世界、現実、ビジネスモデル」のビジョンを明らかにした。

 レポートによると、今後10年で仮想世界が今までにない方法で拡張され、新しい形態のコマース、通貨、芸術が登場する。その一方で、デジタルで強化された現実世界は、スマート工場など、現在ある限られた空間から、スマートな地域や都市全体を含むまでに成長する見通しだ。このメタバースコンティニュアムを構築するために使用されるツールとして、XR(Extended Reality)、ブロックチェーン、人工知能(AI)、デジタルツイン、スマートオブジェクトなどがある。

 そのため、企業は今、選択を迫られているとレポートは指摘する。つまり、メタバースコンティニュアムを受容するか、取り残されるかの二者択一だ。

 レポートには、「企業はウェブ草創期の頃と同じように、自分たちが想定していたものとは全く異なる未来に向かって突進している」と書かれている。「今後10年間で、現在企業がビジネスを行っているほぼすべての環境が、完全に様変わりするのを目の当たりにするだろう」(同社)

 Accentureによると、メタバースコンティニュアムのこうした側面は非常に新しく、まだルールや期待は存在しない。そのため、企業が人々の生活や仕事のやり方について基準を定めることのできる豊富な機会があるという。

 「現在、メタバースコンティニュアムの構成要素が形作られているが、今後10年間でそれらが融合し、全く新しい企業環境が生まれるだろう」とレポートでは予測されている。「2020年代は、これらの新しい物理的現実とデジタル化された現実を形にする野心的な企業のほか、人間とAIが共存する世界、新しいコンピューターによって実現する産業などが登場するだろう」

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