日本郵船、ローコードツールとアジャイル手法でシステム開発を内製化
今回は「日本郵船、ローコードツールとアジャイル手法でシステム開発を内製化」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日本郵船は、ローコード開発とアジャイル手法を組み合わせることで、システムを自社内で開発する体制を整えた。ツールの導入と技術支援に当たったBlueMemeが3月25日に発表した。
日本郵船は、定期船事業、不定期船事業、航空運送事業、物流事業などを幅広く展開する総合物流企業。デジタル変革(DX)を推進する同社では、業務効率の改善や多様化する顧客ニーズにスピード感を持って対応するための、アプリケーション開発の方法を模索していた。
そうした課題に対し、BlueMemeは大規模システムの開発に対応するローコード開発基盤「OutSystems」を提案。2021年8月に本格的な導入が始まった。同ツールを既に活用していたフィリピンの現地法人からの情報共有に加え、BlueMemeの技術支援によってデザイン実装の柔軟性や外部システムとの連携への可能性が実証されたことも大きな決定要因になったという。
OutSystemsの導入と技術支援では、日本郵船の情報システム子会社であるNYK Business Systemsが主体となった。各業務部門からのフィードバックを何度も取り入れながら開発を行うアジャイル手法も採用した。
これまでNYK Business Systemsがスクラッチで開発・保守していた自動車船業務システムの再開発をOutSystemsで実施。これにより大幅な工数削減と、現場の声を反映した迅速なシステム開発が可能になった。
日本郵船は、開発の大部分が自動化されるローコード開発基盤の特徴を踏まえ、プログラミング技術のみに特化した人材ではなく、業務プロセスを理解して実用的なアプリケーションを構築できる人材の育成と増員を計画しているという。