ファンケル、データ分析基盤を「OCI」で刷新–多様かつ高度なデータ活用を支援

今回は「ファンケル、データ分析基盤を「OCI」で刷新–多様かつ高度なデータ活用を支援」についてご紹介します。

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 ファンケルは、データウェアハウス基盤を「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)で刷新した。店頭やオンラインなどあらゆる販売経路の購買情報や行動情報を統合し、顧客データのビジネス活用を促進する。日本オラクルが6月7日に発表した。

 ファンケルでは従来、データウェアハウス基盤を「Oracle Exadata」「Oracle Business Intelligence」で構築し、オンプレミス環境で運用していた。店頭、通信販売、オンライン販売、電話窓口といった経路を通じて取得した顧客情報や、製品の販売データの管理、分析、可視化、会計レポートなどの各種レポート作成などに利用されていた。同基盤には、600テーブル、8TBを超える大量のデータが蓄積されており、顧客関係管理(CRM)やマーケティング自動化(MA)ツールと連係され、従業員や販売店店長など約350人が日々利用していた。

 2021年2月にOCIの採用が決まったことを受けて、それぞれOCI上の「Oracle Exadata Database Service」と「Oracle Analytics Server」に移行を開始した。日本オラクルによる支援の下でアセスメント、環境構築、データ移行を実施し、同年9月にデータウェアハウス基盤のクラウド移行を完了させた。

 クラウド移行によるシステム定時は実質1日にも満たなかったという。システム移行により、データウェアハウス基盤全体の性能が向上し、ビジネス情報(BI)ツールの体感速度が向上した。運用面においても、夜間のバッチ処理が約2時間短縮され、営業開始時間までに処理が終わらないという課題を解消している。

 またファンケルでは、OCIのコンソールの操作性も高く評価している。データベースの拡張やコンピュートリソースの伸縮が容易かつ迅速に行えるため、繁忙期に増加する基幹システムからのデータの取り込みにも柔軟に対処し、継続的なデータ量の増加にも柔軟な対応が可能になった。

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