Deno、早くもnpm対応と3倍高速化したHTTPサーバAPIなどを実装した「Deno 1.25」をリリース
今回は「Deno、早くもnpm対応と3倍高速化したHTTPサーバAPIなどを実装した「Deno 1.25」をリリース」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
JavaScriptランタイムのDenoの最新版「Deno 1.25」がリリースされました。npm対応や高速化されたHTTP Server APIの実験的実装などの新機能が搭載されています。
Deno v1.25 is released
deno init subcommand
experimental npm support (!)
faster HTTP server (perf analysis coming soon)
improvements to startup time
improvements to FFI
Release notes: https://t.co/jGbMOUkMZZ— Deno (@deno_land) August 25, 2022
npm対応を実験的に実装開始
Denoは、あえてNode.jsとの互換性を捨ててNode.jsよりも優れたサーバサイドのJavaScript/TypeScriptランタイムを新たに開発するという選択をしているため、Node.js用のソフトウェアパッケージ機能であるnpm(Node Package Manager)には基本的には対応していませんでした。
しかし先日この方針を転換し、3カ月以内にnpmパッケージへの対応を実現することが発表されました。
参考:Denoが大幅な方針変更を発表。3カ月以内にnpmパッケージへの対応を実現、最速のJavaScriptランタイムを目指しHTTPサーバを刷新
今回リリースされたDeno 1.25の実験的実装によるnpm対応は、その第一歩といえるでしょう。今後さらにNode.jsとの互換性を高めるための互換レイヤを改善していくことも表明しています。
高速化したHTTP Server APIも実装
Denoはまた、最速のJavaScriptランタイムになることも宣言しており、今回のDeno 1.25で実験的に実装された新たなHTTP Server APIは、より高速化されたものになっています。
Denoの開発チームによると、この新しいHTTP Sever APIはNode.jsの4倍、従来のDenoの3倍の性能だと説明されています。
それ以外にもリモートモジュールのキャッシュなどによってDenoの起動時間を短縮し、また安定版の到達前のFFI(Foreign Function Interface)の高速化や改善なども行われています。