企業がデータを最大限に活用するための5つの方法
今回は「企業がデータを最大限に活用するための5つの方法」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ほとんどのITプロジェクトには、必然的にデータ活用のイノベーションが必要になる。それはアナリティクス関連のプロジェクトであっても、IoTや人工知能、機械学習関連のプロジェクトであっても同じことだ。実際、ほとんどのデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクトは、データの活用方法に関する変革だと言ってもいいほどだ。では、企業が収集している情報を最大限に活用できるデータ活用戦略を立案するには、どうすればいいのだろうか。
米建設機械大手Caterpillarのデジタルデータ担当ディレクターであるBrandon Hootman氏は、この2年の間に、企業のデータ活用が転換点を迎えたと考えている。データラングリング(生データをより使いやすい形式に変換する処理)は依然として重要である一方で、一部の企業幹部は、試験的な取り組みを素早く進めたいというビジネス上の要求を重視するようになっている。
「この分野で今後本当に成功を収めるであろう企業は、データの管理やデータを取り扱う能力の向上に関して、より成熟したアプローチを取っている。試験的な試みを行う段階になると、データを事業部門に届けるのではなく、事業部門をデータのところに連れて行く」と同氏は言う。
Hootman氏はCaterpillarで、新しいビジネスユースケースを支えるために、「Snowflake」のデータパイプラインや管理機能、データレイク技術を使用して、情報源を1つに統合した分析のための基礎を構築した。同氏は、ほかの企業のデジタルリーダーに対しても同様のアプローチを勧めているが、それは必ずしも簡単なことでないという。
「これは大きな変化であり、残念ながら、ボタンを押せば簡単に済むわけではない」と同氏は言う。「私たちがこれまで、これを実現できるような投資を行ってきたのは幸いだったし、私たちの今のやり方にはメリットが出始めている」
正しいデータへのアクセスは、ビジネスのあらゆる場面で重要だ。これには、顧客のセンチメント分析からセキュリティに至るまでの、あらゆるものが含まれる。出張管理プラットフォームを提供するTripActionsのセキュリティコンプライアンスおよびアシュアランス担当ディレクターを務めるPrabhath Karanth氏は、セキュリティについて経営陣と共有できるデータの観点から考えることを勧めている。